私が働く『みなとみらい』は、狂ったようにイルミネーションが咲き乱れている。

そんなところも飾る必要があるのか?

全ての木をデコレーションする気か?

・・・・・みたいな、ね。

赤や青のリボン。ゴールドの鈴。捻られたモミの葉。

オフィスの入口に並ぶ電燈の上にツリーがのかっている。

上から見なければ気づかなかった・・・・。

何十個?何百個?もあるツリー。

あー今年も来た。クリスマスが。メルヘンが。


そんな休日、TADが銀座で仕事をしていた。

『銀座のイルミネーションは凄いよ』との言葉に、

そんなに凄いのか!!と。

それで、ブラッと銀座に行った。

ブラッとって云うのは、意外と家から近かったから。

通勤時間よりかからなかった。

でも、全然すごくない。イルミネーション。

けど銀座って、散歩にいいよね。

だってブランドばかりで買い物出来ないし、

食事するには人が多すぎるし。

休日の銀座は、歩行者天国で歩きやすいんだもん。

わざわざ銀座に行ったのに、業務用スーパーで買い込んだ。

肉を。ケッチャップを。緑茶を。

・・・・なんか銀座に勝った気がした。負けてねぇ!!

銀座の醸し出すハイソな匂いに飲み込まれなかったぜ!!


変なところで勝敗を決めた休日でございました。


いつの間にか、桜の木達がすっかり赤に変わっている。
朱赤の色。ハラハラ落ちる葉。
無機質のコンクリートの世界を変えてしまった。
古い倉庫を覆っているツタは、燃えるような赤。
ツタまで紅葉するなんて。
なんかおかしい。
家の近くの銀杏の木。
細長く、信じられないほど黄色くさせる。
キャンディーがいっぱい立ってるみたい。

そんな木々の世界で一途に緑でいる木もいれば、赤に黄色・オレンジ、個性や変化を楽しむ木もいるんだ。
どの木も私たちの心や生活を豊かにする。
仕事で外出すると、面白いものが沢山ある。

狭い歩道に我先にと歩く人々を、少し譲ったりしてみる。
譲ってくれた人には一礼する。
時々、すいませんとも言ったりする。
知らない人に義理はないけれど、気分を害させる権利もないと思いながら。

心が豊かでいるものは、季節を変わりゆく木々や色達にある。
叶えられない願いも、不安に思う未来も。
それでも自然は圧倒させるから。
木々の世界はキャンディーやドロップみたいにキレイ。
自然が素晴らしい発色を持ったのは、成るべくしてなった?
それとも必要だから、かな?
「晴れた日と月曜日は」を聴きながら思う。
私と息子

不安に思うことと、信じていないことは同じ?
誰かの心の中が見えるようなことは、幸せかな?

ときどき、嫌になるの。
出会う人達の全てを把握するかのように、
1つの言葉を投げつけて、
そこから導き出される仕草、表情、態度、
それから返す言葉のデータをインプットしていって。
1人ずつの言動の一々の統計を算出して。
まるでアンドロイドのような気分。
繊細とかデリケートとか、そんなんじゃないの。
分かった気でいるんだわ。きっと。
そんな私が、少し恐くなるの。
記憶喪失になったらいいって思うよ。

いっぱい、いっぱい。
伝えたい事や言いたい事があるのに。
言葉に出来ないんだよ。
本当は感情が爆発しそうなのに、落ち着けって呪文を唱えているうちに
いつもの何も云えなくなる私になっちゃうんだよ。
閉じ込められたみたいに、窮屈で、辛くなる。
私の事を知らない何処かへ逃げ出したくなる。
独りじゃ嫌だ。けれど、知らない何処かへ行きたい。
それは帰れる場所があるからなんだ。
弱音だとしても、苦し紛れだとしても、逃げたくなっちゃうの。

私は、そうやって時々、自分に苦しんだりする。