r

ずいぶん昔に友人から教えてもらったことがあった。
「祖先は部落出身の穢多だった」と。
そのとき私の頭に浮かんだのは歴史の授業で聞いたことのある身分、
差別に虐げられていた身分の人達っていうことだけだった。
実際にそういう人達がいたのは現実なんだな、と思うだけで
それが、どれだけの差別を受けていたのかは想像すら出来なかった。

島崎藤村の『破戒』は、そんな話だった。
身分のために、偽って社会を生きていかなくてはいけない。
人としては扱ってくれない、痛みと苦しみ。
それを読んで、友人の教えてくれた言葉の意味やその重みがようやく分かった。
そして自分の無知というものを思い知った気がする。

イメージする、というのはすごく大切で、
自分が経験出来なかった事や知らなかった事に思いがけず関わることができる。
友人が本当は何を言いたかったのか、本は一体なにを伝えたかったのか。
そして、遠い何処かの国で起きる出来事を自分なりに想像してみる。
自分が本の主役になってみたり、自分が差別を受ける側だったら。
それから、その出来事に立ち向かわなくてはいけなかったら・・・・?

たった独りぼっちの世界なら、イメージはいらないかもしれない。
でも誰かが周りにいてくれる世界にこそ、イメージは教えてくれる。
誰かの気持ちを感じ取る、ということを。
9

今日は前の職場の飲み会だった。久しぶりに・・・(って云っても3週間ぶりなんだけど)
たった3週間と云えども、久々の面々はそれぞれ少しずつ気持ちにも変化があった。
前を行こうとしたり、立ち止まって足踏みしたり、これでいいのか悩んでみたり。
その中でも、1人の友人は大変な道を歩き続けている。
いつもは強くて、負けん気な友人も飲むと全てを吐き出すように子供になる。
本当に、可愛らしい女の子に戻れる瞬間なのかもしれない。

どうしていいのかも分からずに、ひたすら前を向いて歩くのは辛い。
頼りなさげに生きる彼女を、みんな抱きしめたくなる。
ちょっと哀しい涙を零したって、ちょっと子供みたいに甘えたって、それでいいんだと思う。
辛いときには投げ出すような言葉を云ったって、誰も責めたりしない。
少しは自分を許して、褒めてあげて、優しくしなきゃ。
歩いていかなきゃいけない道が、どれだけ遠回りでも、どれだけ足が痛くても。
私たちが傍についているから、ゆっくり進んで欲しい。

大丈夫だよ、きっと、あーさんなりのゴールがあるんだから。
g

ここのところ、時々、春の風が吹く。
私は花粉症じゃないので、春はあんまり恐くない。
先日、通勤途中で白梅が咲いているのを見つけた。
眺めた。・・・・また電車に乗り遅れた。(やってしまったよ!!)

冬の季節に少し春を感じるのって、なんだかドキドキするよね。
春から夏へと、夏から秋へと、こう空気が萎んでいくようなイメージがあるんだけど。
冬から春へと移り変わり行くときは空気が弾けてフワフワになる感じがする。
やっぱり日本の文化からみたら、春が一番素敵な季節になるのかな?
うん、春。うんいいね!!
こう桜が咲いている並木道とか、フワァーと舞う様子とか、すごくいい!!
桜で埋もれた道を歩くだけで、浮き足立つような気分になるもんね。

・・・・そこで、ですね。話が変わるんですけど。
イメージ力って大切だと思いました。
今度の記事には、それについて書こうかな!!