ヒグラシが、鳴いている。
なんて切ない音を出すんだろう。
ばかだな。
誰も、聞いてないかもしれないのに。
そんな風に、鳴いたって、
誰にも、気づいてもらえないかもしれないのに。
ヒグラシは、ばかだ。
本当に、ばかだ。


$レスポンス。-146




私は、私のしてきたことに責任を取り、
そして、努力した分、何かが取り返せると思っていた。
いくら、遠回り道をしようとも、
それでも、見ていてくれる人がいるって。

確かな評価が、ほしいわけじゃない。
だけど、結果だけを求められる世界ならば、
私は、私が歩んできたものを無意味にさせてしまうんだ。

私は、ずっと、私の人生を取り戻したかった。
私のために仕事をし、私の為に時間を使いたい。
たった、一度でいい。
取り戻したい。
たった、一度でいいんだ。

私の大学生活は、それだけを夢見て、
それだけを、礎にしてきたのに。
大事なのは、何かって、分かってるくせに。
誰だって、分かってるくせに。
当然なことなど、何もないって、知ってるのに。

なのに、私たちは、
さも、当然に大事だと云い、
分かっているのに、知らないふりをする。

大事にすることの本当の意味を、
考えて、たくさん考えて、ここにあるわけじゃない。
当然ではないこととはなんだろう、
って、答えをたくさん見つけたわけじゃないのに。
あたしも、あなたも、きっと誰かも。







あなたは、
その応えを出すまでに、
どれくらいの時間と、
どれだけの道のりと、
そして、どんな風に自分と向き合って、
その考えに辿り着くのでしょうか。



その応えは、
あなたを、
幸せにするのでしょうか。



私は、拙い考えで哀しくならないように、
その考えで哀しい出来事が起きないように、
ちゃんと考えなくちゃ、
と思ったわけなのです。