人文の教授が、なんとも偏屈で。
小さくてガリガリで白髪の綿菓子頭で、
穏やかそうに見えて、すごくネチネチ嫌みったらしい!
文学は人生のロマン…とか言って、独り言のように呟く。
聞き取れません、何て書いてあるか分かりません、に教授は憤怒した。

私は幼稚園児に読み取りや書き取りを教えにきてるんじゃない、
人生とは何たるか、文学のロマンを語りたいのに…と。
それから、教授はすっかりやる気をなくした。
これは飛ばします。
板書しません。
解らなかったら、図書館に行ってください。

どんなスネ方だ。


オトナになると、大人の薄っぺらい言葉が机上理論によって、
何の重さも持たないことを知ってしまう。
若いときには、青臭い理想を語る人間が尊敬出来たり、
机上理論を振りかざすのが大人だと思えたものだけど。

生きた経験から漏れた言葉にはかなわない。
自分のことしか頭にない人間に、周りのことを考えろよって言われることほど、
鼻白むことなんてないだろうし、言葉が薄っぺらいこと、この上ない。
大人になると、この辺がどうもよく分かってしまうのだ。
そんな立派な考えがあるわりには、随分な言動ですね。なんて。

つまり、教授が人生の何たるかを話す前に、
そんなことでネチネチ怒ってないで、
血圧上がっちゃうよ、ってことです。