家のテラス前の庭に、つくしが育っている。
春だと思ってたのに忘れたように冬がやってきて、怒られた気がした。
本当は、冬が主役なはずだったのに私を失ってしまう気かい?と。
それでも矛盾して、春を告げるつくしを愛おしく眺めてしまう。
母の病院は横須賀にあって、あたしが行くといつも天気がどんよりしている。
寒くて、暗くて、沈んでしまうような気持ちにさせられた。
ある日のお見舞いに行った帰り、どんより雲に覆われた空から青空が見えてきた。
あの一線を引いたような空模様は、何でも出来るような気にさせられる。
どれも必要な空なのに、ときどき鬱陶しくなる天気に嫌気がさす自分の勝手さに気付いた。
あーぁ……
あたしはよく笑われた。『男の人を守りたいと思う』ということに。
いつも働いていて可哀想だから、あたしが代わりに働いていく。
いつも強くなくちゃいけないから、あたしがもっと強くなる。
泣いてはいけないのなら、あたしがその分、泣いてあげる。
それじゃダメなのかな?
あたしはよく言われた。『男に産まれた方が良かったね』と。
そうかもしれない。そうだと思う。そうだったら良かった。
けれど、女でもいい。
あたしは男を憎んでいるわけじゃない。
男が泣いたっていいだろう。
女が稼ぐ家庭だっていいだろう。
男の価値は、仕事や給料ではない。
女の価値は、家庭的なことではない。
ただ、それだけなのに。
あーぁ……
春だと思ってたのに忘れたように冬がやってきて、怒られた気がした。
本当は、冬が主役なはずだったのに私を失ってしまう気かい?と。
それでも矛盾して、春を告げるつくしを愛おしく眺めてしまう。
母の病院は横須賀にあって、あたしが行くといつも天気がどんよりしている。
寒くて、暗くて、沈んでしまうような気持ちにさせられた。
ある日のお見舞いに行った帰り、どんより雲に覆われた空から青空が見えてきた。
あの一線を引いたような空模様は、何でも出来るような気にさせられる。
どれも必要な空なのに、ときどき鬱陶しくなる天気に嫌気がさす自分の勝手さに気付いた。
あーぁ……
あたしはよく笑われた。『男の人を守りたいと思う』ということに。
いつも働いていて可哀想だから、あたしが代わりに働いていく。
いつも強くなくちゃいけないから、あたしがもっと強くなる。
泣いてはいけないのなら、あたしがその分、泣いてあげる。
それじゃダメなのかな?
あたしはよく言われた。『男に産まれた方が良かったね』と。
そうかもしれない。そうだと思う。そうだったら良かった。
けれど、女でもいい。
あたしは男を憎んでいるわけじゃない。
男が泣いたっていいだろう。
女が稼ぐ家庭だっていいだろう。
男の価値は、仕事や給料ではない。
女の価値は、家庭的なことではない。
ただ、それだけなのに。
あーぁ……
