この前、部屋を模様替えした。
私は部屋にたくさんの物が置いてあるのは好きじゃない。
けれども、整理整頓も上手じゃないのが私の悩み。(全然悩んでないけど)

というわけで、3日間ほど費やして部屋をさっぱりしてみた。
そのとき、私は見えないものを感じた。人の気配を。
あまりに一心不乱に片付けていたので、誰かが帰って来たのに気付かなかったんだ・・・
そう思って、顔を上げてみたら誰もいない。
むしろ誰かがいきなり居たことに驚いて顔を上げたのに、確かに誰もいない。
そして先日、洗面所にいたら廊下を誰かが横切った。
またTADが自分の部屋に籠ろうとしてるな、と思って見たら、誰もいない。
TADはリビングに居て、TVに夢中だった。
・・・・そうか。あれだな。やっぱり、あれだよな。


そんなとき、沖縄のおばぁの話を思い出した。
息子は怖い話が大好きで、おばぁにそんな類いの話をしてもらったことがあった。
おばぁは元々石垣島出身で、よく『八重山(石垣島)のほうは』と言う。
『亡くなった人に会うために、八重山の方では昔から家の四隅にすすきを置くんだよ。』
『自分で死んで逝った人達は家の中に入れちゃいけないんだ。
 でも入って来ようとするから、みんな玄関の前で苛めて追い返さなくちゃいけないよ。』
それから、石垣島ではよく亡くなった人達が歩いていること。
そうやって見えなくなった人達を、島では普通の日常の中で見えることが多いこと。

私は恐いというより、とても神秘的な話に思えた。
沖縄と北海道には、イタコ文化が根強くある(多分、現在も)。
死者に対する文化が特有で、そして受け継がれている。
本来の人間にはきちんと第六感が備わっていて、それを発揮するのが当然のように思えてしまう。
おばぁの話を聞くと、思わずそうなんじゃないかって信じれてしまうのだ。
だから北海道出身の私の母と、沖縄出身のTADのお母さんには見えてしまうのだろうか。
TADの家族は、みんな霊感が強く、よく見てしまう。
けれども、幼い頃からその文化に接し育ってきたのだから、
ある意味では第六感を育てられてきたとも言える。

実際に遭遇してしまったら・・・
私なら漫画みたいに、口から泡ブクブクで失神しそうだ。

そんなわけで、私が見えなかったのは本当は見えるものかもしれない。
あぁ誰かいたのかもしれない!!(ちょっと怖い)
でも、なんだか神秘的だったなぁ。