
楽しいだけじゃ嫌だ。
なんて、我が儘な言葉だろう。
けれども何だか、いつでも私に付きまとっている言葉。
あんまりにも楽しいと、寂しさも同じぐらいになる。
沢山の人達の中にいる自分は、とても孤独に感じるのと一緒の感覚。
不思議に人間の感覚とは、到達するところが
真反対の処へ繋がって輪になってしまうのだ。
結果的には答えが同じになる、とも云うのだろうか。
愛する気持ちと比例するように、憎しみは潜んでいる。
かの有名な阿部定は、愛し過ぎて独り占めしたかった故に殺してしまった。
そして一番愛した部分を切り取り、大事にしまって逃げた。
分からなくもない。好き過ぎただけなんだから。
憎むのは、それだけ愛してしまっている証拠。
正反対の感情が、生まれた出所も最後の到達された答えも同じになるなんて。
以前に私が、息子に阿部定の話を上記のように説明した。
なるほどねぇ!!、と感心した息子。
後日、とんでもなくTADと大げんかした私。
ついキレて、『パパを殺す』と云ってしまった。
そんな様子に息子は、ボソッと呟いた・・・・
『ここにも、阿部定がいる・・・』
いやぁ~前説、長いね!!