リクエストありがとうございます😊





由依side

お散歩日和の平日の昼間
2人ともお仕事が休みで買い物へ出かける

あれも買わなきゃ、これも買わなきゃとか
同棲ならではの会話に胸の鼓動がうるさい


理佐と同棲を始めたのはついこの間で、
付き合って結構経つのにこれからもっと理佐のことを
知れると思うとワクワクが止まらない


繋がれた右手に汗が滲むのが分かって、
バレてないかなと不安になるのはあの時と変わらない




由)一緒に帰りませんか、?

一目惚れした理佐と帰り道がたまたま同じで
勇気をだして声をかけた

たった一言、それだけでも声が裏返ってしまって
そんな私に理佐は“良いよ”って笑ってくれた


それから一緒に帰ることが増えた
初めは私の一目惚れから始まったこの時間が
好きな人と一緒にいられる時間となり一日の楽しみだった

いつもの帰り道、理佐が口を開く

理)ゆい

由)なに? 


向けられる視線は私の目ではなく私自身を見られてるようで
恥ずかしくなり繋がれた手から汗が滲む



理)由依と付き合いたい

由)えっ、

好きな人からの思いがけない告白
本来喜べるはずなのになぜか素直になれない

由)えっ、ほんとですか、

理)ほんと、由依が良い

そう言って繋がれた手、絡まれた指

握り返すのもままらない



由)私も理佐と付き合いたい、です

返事をすると握られれる力が強くなる

理)ほんと、!やった、由依が彼女!

由)そう言われるとなんか照れる、

理)可愛い


言い慣れた様なその言葉に繋がれた手を思い出す

それから理佐の素振り一つ一つが気になり始めて
なんか悔しくなって、聞いたことない過去に嫉妬して
繋がれた手を強く握り返す



恋人になって改めて思う、理佐は顔がいい
その上優しくて、よく言い寄られているのを目にする

一緒にいる時は手を繋ぐけど、もしその手を離してしまったらそのままどこかへ飛んで行きそうでなんだか焦ってしまう

理佐に見合う彼女になるために着飾ってみたりするけど
どんだけ頑張っても私は私のままで、勝手に傷つく

そんな私を理佐は笑って“好きだよ”って言ってくれるけど
心配性の私はいつ飛んでいくかもしれない理佐に気が狂いそう

“いっそこのまま2人だけの世界がいい”
“理佐の全部を見たいし知りたい”

その考えは昔も今も変わらない
だから今でも時々喧嘩してしまう


でもそれは2人とも嫌いな訳じゃなくて
ただ不器用なだけで、口下手なだけだって分かってるから
今の私たちなら笑いあってたくさん話し合う

そんな時間もまたひとつの幸せだから


“こっち来て?” “さっきはごめんね”

それだけ言えたらどんだけ喧嘩しても、遠回りしても
また手を繋いで仲直り出来る気がする


この関係に、この物語に結末なんて来ない
これからの未来は想像できないくらい楽しいものになる

そう確信できるのは今隣で手を繋いでる彼女がいるから
こんな私と人生を共にしてくれる理佐がいるから



愛してるなんて、最近は口に出す機会がないから
今度理佐に手紙を書こうか

これからの未来は理佐のおかげで楽しみだって、
2人だけの世界をこれからも築こうってね










お読み頂きありがとうございました。

この話をもって書くのを辞めます。
リクエストが残ってるのですが見逃してください😭


読んでくれる方々のおかげで、いいねやコメントのおかげでここまで続けれました。
短い間でしたがありがとうございました。

アカウントは気が向いた時に削除します。
あまり理解出来てないですが削除してもお話が消えないようならお話を全て消してからアカウントも消します。




最後まで読んでくださりありがとうございました(  . .)"