母との会話・・・その1 | まだまだ介護は、いたしません。

まだまだ介護は、いたしません。

(令和5年)79歳の母。
平成の終わり頃から、時々、不可解な行動を取るようになった母。
アルツハイマーの診断が下り
2018年8月要介護2に。2021年9月要介護4になりました。
2021年11月特養へ入所。
2022年11月から入院、2023年3月特養へ再入所。

特養に差し入れに行って・・・

 

話し合いの前に、母と20分ほど話をすることができました。

 

母は、母でした。

 

私が顔を見せると

 

「〇〇やなぁ。私の娘です」と、車椅子を押してくださっている職員さんに言いました。

 

まだ、自分の娘の顔と名前は覚えていたようです。

 

母に、先日京都に行った時に買ってきた【匂い袋】を渡すと

「私、匂い袋好きなんさ。そやけど、入れておくカバンが無くなって。

探して・・・って言っても、ここの人は、探してくれやんのさ」と、職員さんに前で愚痴を言い出してしまいました。

そんな色のカバン、持っていたっけ?でしたが、半分は、妄想が入っていると、思うので、

そうなんや・・・と聞き流しました。

 

そして、職員さんが気を利かせて、二人にしてくださいました。

 

第一声が

「私、最近◯ぬ練習をしてるんやけど、なかなか上手いこと◯ねやんのさ」と

打ち明けてくれました。

う・・・ん?どう、返答していいものか、言葉に詰まりました。

「◯ぬ練習をすると、職員さんが、びっくりするから、やめときな」としか、言えませんでした。

 

母の頭の中には、とりあえず、家族やその周辺の人物の名前は、残っているようなのですが、

関係図は、バラバラになっているようです。

亡くなった人も、まだ元気でいるみたいです。

修正をするのも、面倒になって来るのですが、

そこは、少しづつ修正を入れながら、話をしていくのですが、

次の瞬間には、関係が違う位置に移動してしまっているので、大変でした。

 

さて、母に、「最近、暴れてるの?」と聞く前に、

『最近、イライラして、自分でヒステリーを起こしてくるのがわかるんさ。

あかんなぁ・・と思っても、イライラすると抑えられない』と告白をしてくれました。

『どうしたらいいと思う?』と聞いてきたので

「とりあえず、5数えて深呼吸してみ」と、言いましたが、母は、覚えているのでしょうか?

 

昨日、電話でお話をした時、看護師さんが言ってみえた母の問題行動は、

母自身が、自覚している雰囲気で・・・

それでも抑えられなくて・・・母自身も、悩んでいるように感じられました。

 

どうしたものか・・・。