電気が消せない | まだまだ介護は、いたしません。

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(令和5年)79歳の母。
平成の終わり頃から、時々、不可解な行動を取るようになった母。
アルツハイマーの診断が下り
2018年8月要介護2に。2021年9月要介護4になりました。
2021年11月特養へ入所。
2022年11月から入院、2023年3月特養へ再入所。

母が突然

 

『電気が消せない』と悩み出す。

 

はぁ?と思いつつ、母を観察する。

 

『電気が消せない』また、繰り返す。

 

 

「電気?どこの?」と、とりあえず聞く。

 

 

『電気が消せない』

 

『熱いから持てない』

 

居間から母の様子を観察してたから、何が消せないのか、何が持てないのか。わかっていたけど

 

『(IH調理台の)電気が消せない』と、言った時は、

 

心の中ポーン滝汗笑い泣きムカムカこんな感じでした。

 

最初は、台所の照明だと思った。

 

でも、まだ台所の仕事をしている様だし、「どこ?」って、本気に悩んだ私。

 

コンロだとわかった時の衝撃・・・わかってもらえるだろうか。

 

コンロのスイッチを入れたのは、母なのに・・・たった10分前に入れただけなのに。

 

 

意を決した母は、

 

ヤカンで麦茶を作り、それを水で冷やすために、流し口へ持っていった。

 

 

 

 

 

そして

 

『電気が消せないから、消して』と、母が私に言ってきた。と同時に

 

「鍋が確認できないのと、スイッチを切る」IHコンロの機能が作動して、

 

コンロのスイッチが消えた。

 

が、母は気がつかず、『電気消して』を繰り返すので、仕事の手を止め台所へ確認をしに行く。

 

「消えとるし」と言ってまた、仕事に戻る。

 

 

できる、できない・・・の波が出てきた。

これが、段々と【できない】に移行していくのか?

 

孫ちゃんが、憎たらしい口調で言う

 

【ムッ・リ〜〜〜〜〜〜〜笑い泣き】というセリフが頭の中を回っている。