不登校の小4娘。

日中は何かと私に悪態をつく。イライラがすごい。

 

機嫌の良い時間も少しはあるが、たいてい悪い。

しかし就寝時はベッドまで送って欲しいとかわいい娘。

布団に入った後、しばし話す事もある。

「今日は何か話したい事ある?」と聞くと、「別に」と言う日もあるが、気になっている事を話してくれる事もある。

 

そんな中で先日はどこか行きたい所はないのかな、という会話の中で「保育園に行きたい」と娘が呟いた。

 

不登校になってから、幼児退行みたいなことなのか、幼児期に見ていたアニメを何度も繰り返し見たり、あの頃は良かった感を醸し出しているように見受けられる。

好きなお絵描きや工作、歌ったり踊ったり散歩に行ったり、保育園は楽しい記憶?

登園拒否で母を悩ませた娘だが、少人数クラス&複数担任制で手厚く寄り添ってくれる保育士さんに恵まれて、今思えば最高の環境だったと娘も気づいたのだろうか。

 

教育センターで2回目の面談(親のみ)を受けたとき、娘がテレビで見たフリースクールに興味を持った事を伝え、公のフリースクールと言っていいのか分からぬが、適応指導教室の利用を希望した。

娘本人に説明して、本人が希望するかどうかの確認をしたいと言われ、後日娘と一緒に教育センターへ行き、親と子に分かれてそれぞれ説明を受けた。

 

待合室で合流すると、娘がかなりの上機嫌。

子ども担当の心理士さんとも打ち解けたようだし、何より適応指導教室に興味津々。楽しみで仕方がないと言った様子。

 

私が聞いた説明からも、娘が行きたいと言った保育園に近い環境とプログラムに思えて、明日からでも行かせたいと思った。

ほんの少しの学習タイム。

子どもたちが遊びたい事をして遊んだり、工作をしたり。お弁当の時間もあったり。

参加不参加も本人次第なのは、保育園よりもさらに自由度が高いかもしれない。

 

しかしもう年度末で、今からだと見学も含め4月にならないと行くことが出来ないとのこと。

なんてもどかしい!

来所相談に繋がるまでも時間がかかり、11月、1月、2月と、毎回間が空き、やっと適応指導教室利用の希望を出せるところまでたどり着いたら、年度末だから4月まで待ってと。

教育センターが忙しいのも理解はしてるけど、あらゆる支援がみんな遅くて、悲しくなる。仕方がないと思うしかないのだろうけど、もしすぐに見学に行けてたら今頃楽しく通っていたかも、と考えてしまう。

 

息子の時も、適応指導教室は手続きに何段階もハードルがあって、娘と逆で、息子は元の学校以外に乗り気になれなかったから見学にも行かなかった。

 

民間のフリースクールなら明日にでも見学に行けるかもしれない。

でも私は今回はまず適応指導教室に通ってもらいたいと考えている。

 

上の子の時は今すぐフリースクールへ!と考えていたのに、矛盾かな。

 

フリースクールはかなり高額。

まだ小学生だし。

中学も不登校の可能性大。

フリースクールの費用は中学生になるまで取っておきたいのも理由。

 

通えそうな距離のフリースクールを調べると、小学生も受け入れているものの、やはり中学生がメイン。息子が不登校の時に行った見学では、自由度の高い方のフリースクールにいた子どもは男子率が高かった記憶。

女子の友だちが欲しいと言っている娘にとって、合うかどうか。

女子もそれなりにいた方のフリースクールは、黒板もあって学校ぽい雰囲気、時間割りもあって学習指導がしっかりしていて、親としてはありがたいと思う反面、今の娘にとっては避けたい大嫌いな学習よりも、自尊心を回復できる居場所、コミュニティが必要。

 

適応指導教室の男女比は差はないとの回答だったし、経済的負担もなく、小学生だけのコミュニティに、まずは娘を送り込みたい。

 

4月が待ち遠しい。

 

1人では通えないだろうからしばらくは送り迎えもするつもり。

一旦帰宅すると時間がもったいない。

娘が適応指導教室にいる間、仕事ができるコワーキングスペースを今から調べている。

コロナ禍を経たお陰で、仕事場探しは困らなさそう。

取らぬ狸の皮算用。

 

結局合わずに通わなくなる可能性も大。

がっかりしないように期待はしない。でも期待したい。

 

不登校児童のうち、適応指導教室の利用率は7.5%、(中学生の不登校生徒では12%)、フリースクール等民間施設の利用率は小中合わせて3.7%らしい。

施設の不足もあるだろうけど、それよりも相性や経済的な部分でのマッチングの問題も大きいと思う。

使いたくても高くて使えない、あっても相性が悪い。

 

娘が中学生になるまでに、通いやすい場所に相性も良い不登校特例校できないかなあ。