さてさて、入学手続きも無事完了して、上の子の子育てはひとまず一段落。

 

下の子、小4女子。

2学期からだんだん休みが増えて、今はほぼ不登校状態。

この3学期、1月は最初の2週間で五月雨に3日だけ登校して、それ以降は全く行かなくなった。

 

現在、母である私が絶賛勉強中なのは、「学習障害」のこと。

まだまだ勉強中だけど、LDとかSLDとが限局性学習症とか、読字障害、書字障害、算数障害、ディスレクシア、ディスグラフィア、音韻意識とか、合理的配慮とか、いろいろな単語の意味の解像度が上がってきた。

YouTubeで専門家の講演会を視聴したり、Voicyで解説を聴いたり、電子書籍で本を読んだり。

 

一通り勉強してみて、今更?と自分で自分にツッコミを入れたくなることも多々あり。

これまで「学習障害」と「発達障害」は別モノと思っていたけど、学習障害は発達障害のうちの一つなんだと知った。

ADHDやASDなどを併発していることも多々ある、というのもわかった。

知っているつもりだった発達障害のことも、これまでより解像度高く理解してきた。

 

知ってしまうと常識レベルの事であり、自分のこれまでの知識の浅さを思い知る。

もう何年も不登校界隈に居ながら、こんなに無知でここまで来たのか、と思う。

息子がそれだけ薄~いグレーの子だったということだろうか。

息子の困り感が小さかったとは思わないけれど、復学したら何とかなると思っていたし、実際何とかなった。

 

知れば知るほど、私が最初にイメージしたより、「学習障害」は深刻な問題なのではないか、というのが今の感覚。

学習障害でも大丈夫!と思えたら良いのだけど…

不登校でも大丈夫!は上の子のおかげで思えるようになったから、下の子が不登校になっても、それほど焦る気持ちはなかった。

しかし学習障害があるとなると…

 

学習障害については、勉強すればするほど混乱もしてくる。

日本においては学習障害の研究や支援がなかなか進んでいないらしい。

不登校経験者の親である私でも理解がなかったことを思えば、一般的には全く知られていないのが現実ということ。

学校の先生はどの程度理解しているのだろう?

 

このブログでも何度か書いたけれど、娘は九九がなかなか憶えられず、合理的配慮として九九表を見ながら授業を受けている。

他にも、アナログ時計が読めない。

音読は嫌いで、渋々読んでもつっかえるし語尾が適当。

漢字は、読みの練習はできても書くことに困難がある。

見本を見て書き写すことはできるけれど、憶えられない。

漢字の50問テスト(書きのみ)は4点とか。

作文はほとんどひらがな。カタカナも怪しい。

 

娘には読み書きと算数のどちらにも困難が見られる。

不登校の理由は、学習の困難が続いて、4年生になり、力尽きたのだと思う。

周りの子どもと自分を比較することもできるようになり、劣等感を感じたんだと思う。

学習意欲はあって、授業には積極的に参加していたのに、難しくなってきてついていけない事が辛くなったんだろう。

 

昨年末に結果の出たWISCでは、知的発達に遅れはないという結果だった。

ワーキングメモリが低く、処理速度もやや低い。

素人判断だけど、娘のこれまでのエピソードを思い返すとADHDやASDの特性も大いに併せ持っている気がする。

 

夫も息子も私も、濃淡はあれど、発達障害の特性はあるだろうと思っていたから娘もあって当然とは思っていたけど、こんなにわかりやすい学習障害は娘のみ。

(こんなにわかりやすく出ていたのに、学習障害の知識がなかったせいでここまで放置してしまった!後悔先に立たず!)

 

勉強する中で、母である私も極めて薄いグレーとは思うけれど、学習障害の特性は持っていると感じた。

私は昔から読書が苦手で、1冊の本を読むのに夫なら2時間で読破するものが1週間かかったり、途中で読むのをあきらめたりしたこともある。

文章は読めるけれど頭の中で音読する感じで時間もかかるし、わかりにくい文章だと繰り返し読み返さないと理解できない。

小説だと、登場人物の名前を記憶できなくて、誰の話をしているのか混乱したりして、さかのぼって読み直したり、繰り返しているうちに疲れてしまう。

(今は電子書籍を読み上げ機能で耳から情報を入れて読書がはかどっている。テクノロジー万歳!)

 

このブログがはかどらないのも学習障害が影響しているかもしれない。

いつもブログを書きかけて、最後まで書ききれなくてごちゃごちゃとした下書きだけが溜まっていっている。

それに加えてADHDの特性で頭の中で考えがあちこちに飛んでしまって収拾がつかなくなる。

 

数学はもっと苦手。

中学生3年生までの数学は何とかギリギリついていけたけれど、とにかく数字が大嫌いで、難しい問題を解こうとすると、頭が真っ白になって頭痛もした。高校からは数学は赤点ばかりで補習と再テストの日々だった。

お金の計算も苦手。ローンの利率の話がなかなか理解できないし、投資の勉強会に参加してみても、複利の話もよくわからなくて手を出せなかった。

個人事業主として、確定申告は毎年とても苦労している。意味が分からないまま、でも会計ソフトのおかげで何とかなっている。テクノロジー万歳!

 

話が脱線したが、私の遺伝で困った状態になっている娘の話に戻る。

 

学習障害の疑いがとても濃く、私の中では確信に変わり、勉強を重ねる中で、「じゃあどうしたらいいのか」がまだわからない。

特別支援の本も何冊か読んで、優しく寄り添う著者が居たり、厳しい現実を突き付けてくる著者が居たり。

まだ答えにたどり着けていない。たどり着ける気がしない。

 

「人にできて きみだけにできないなんてこと あるものか」

というドラえもんの言葉に異を唱えることができるようになっただけ。

息子を勇気づけるためにと思って、ずっとトイレの壁に貼っていたドラえもんの名言集を剥がした。

 

 

まだまだ長くなるのて今日はここまで。

私はこの続きをまとめられるのだろうか。


追加

私に誤字脱字が多いのも学習障害ゆえなのだろうか?

公開後に気づいて直すことがよくあるが、今回もちょこちょこ直してる。

それでも直しきれない誤字脱字。ご容赦を。