息子は息子のやり方で、自分の人生に挑んで、楽しんで、成長しているのだな、と気づけた。

 

近くで見すぎているとそれに気づかないことが多い。

 

私は私の経験値から、もっとこうすればいいのに、ああすればいいのに、と思ってアドバイスするけど、人のアドバイスを素直に聞かないのは親に似たからだろう。

 

自分で決めたやり方、自分で思いついたやり方、自分で選んだやり方じゃないと、人は進んでいけない。

 

近くで見ているとまだまだだなあと思ってしまうけど、不登校だった中学校時代に比べたら、息子は本当に格段に成長した。

2年次と3年次の差がすごい。

ママ友付き合いがないこともあって、”普通の”男子高校生との比較は私にはできないけど、きっと息子は今、普通の男子高校生。

 

 

息子は今チャレンジスクール(定時制高校)の3年次で、4年次まで高校生をするから、一般的な高3より1年多く、ゆったりと進路を考えられる。

3年次になるまで、コロナ禍のせいもあって、高校生活もなかなか苦しんだ息子にとっては、この1年の猶予があってとても良かった。

来年は生徒会にも参加してみたいと意欲を語っている。

受験生をしながら生徒会もやりたいだなんて。

 

ため息をつきながら登校していても、もっと学校生活を充実させたいという息子の意思が感じ取れる。

息子は人と一緒に何かをするのが好きなんだそう。

部活に入って忙しくなったけれど、楽しそうに活動している。

 

もう親としてああしろこうしろとは言いたくない。

息子の不器用で要領の悪いところはどうしても手出し口出ししたくなるけど、それはあくまでもサポート。

もう先導はしない。

 

これからもいっぱい挑戦して失敗して楽しんで、自分の人生を生きていくのだろうな。