なかなか面白い文章がありましたので、前回の「逆パワーメソッドその4」に続いて、今回もアーカイブから無断引用です。
(以下引用)
私は、プロゴルファーではありません。
趣味のゴルフにひどくはまっていた10年ほど前、
山本さんというゴルフショップオーナーに教えてもらっていました。
レッスンで山本さんは私に「手で振るな」としつこくいいました。
私は「???」という感じでした。
自分では絶対に手では振っていないという
強い自信があったので、「何で?」と思っていたのです。
が、山本さんは「手で振っている」を繰り返します。
できるだけ素直な気持ちになって、
手で振っているかどうか自問自答しましたが、
振っていないというのが結論でした。
練習は好きだったので、多いときは毎日やっていました。
習いはじめてから1年以上がたったある日、
「あ、たしかに手で振っている」と急にわかる瞬間がやってきました。
切り返しと同時に手でクラブを引きおろしている自分に気づいたのです。
ダウンスウィングをいきなり手ではじめる悪癖でした。
わかれば何とかなるもので、苦労しましたが、とりあえず治しました。
ところが、それでも山本さんはまだ「手で振っている」といいます。
そこから、さらにいわれつづけて半年以上。
ある日、「あ、たしかに手で振っている」と
再びわかる瞬間がやって来ました。
もう1カ所、インパクトの直前に、
手で強く振っていました。
この2回の「気づき」を経て、
体で振るというのはどういうことか、なんとか理解することができ、
ようやく開眼できました。
で、そのとき思ったのは、
アマとプロはちがうことをやっているということです。
アマとプロは平行線です。
アマは出口のない迷路にはまりこんでいます。
アマは手を使っていることにまったく気づきません。
気づかないから、治しようもありません。
私が迷路から脱出できたのは超ラッキーであり、
きわめて稀有な経験だと思いました。
で、それを伝えなければならないという使命感が芽生えました。
メソッドを開発しようとしたときもうひとつ気づいたことは、
プロとは異次元の世界にいるアマを
正しい世界にワープさせるためのメソッドが
この世にまったく存在しないという事実です。
じつは、私のスウィング観はとてもオーソドックスなものです。
プロが書いた正統派のレッスン書にとくに異論はありません。
レッスン書には、正しいスウィングについて正しく記述されていると思います。
しかし、正しいことを正しく説明しても伝わらないのが、
アマの現実だと思います。
長く努力しても真の進歩を感じられないため、
何か特殊な秘密があるのではないかと勘ぐる人もいるでしょう。
しかし、迷路から脱出さえできれば、
正しいことを正しく理解できるのです。
「逆パワー・メソッド」は、
アマとプロ、2つの世界が永遠に平行線であるという前提に立ち、
アマをプロの世界にワープさせることを目的にした
世界で唯一のメソッドです。
(以下以上)
この文章で、私が気になったポイントは、自分では手を使っていないと思っていても、実は使っているということがあるという点です。
この手を使うか使ってないかってところが結構微妙なんですよねえ。自分が使っていないと思っても使ってたりする。そんな感覚はすごく同感できます。

