母の実家の売却にあたり
思い出の「おばあちゃんち」へお別れに。
娘2人も連れて行きたいけど3人一緒の休みがないので2回に分けて行くことにして今日は長女と行ってきた。
運転席で
おばあちゃんちに行く道覚えてるかな…
と私がつぶやくと
おばあちゃんち って?
と娘。
そうだよね、私が娘たちの前で「おばあちゃんち」という時は、自分の実家をさしてるもんね。
ママにもおばあちゃんちがあるんだよ。
〇〇のおばあちゃん、△△のおばあちゃん、て住んでる場所で呼んでた。
もうおばあちゃんはだいぶ前にいないけど、それでもおばあちゃんち。
〇〇のおばあちゃんちは、外国みたいだった。
おばあちゃんはいつも海外のドラマを観てた。
"LIFE"が何百冊もあって、いろんな写真を観た。
ピアノみたいな大きなオルガンがあって、弾かせてもらうのが楽しみだった。(オルガンて弾くっていうのかな?)
住んでいた叔父はサーフィンが趣味で、ビーチボーイズをよく聴いていた。
おじいちゃんは厳しくて、お庭のツツジの蜜を吸っていたら(母がやってたから真似したのに)ゲンコツされた。
おいてあった浅田飴がつるつるでキレイで食べてみたいと母に言うと「おじいちゃんに聞いておいで」と言われて聞きに行ったらダメだと言われた…
いろんな思い出がつまったおばあちゃんち。
もうすぐお別れです。
あの駅へ行くことは今後きっとなくなる。
彼の住んでいるお家も、彼の親族にとってはおばあちゃんち。みんなが集まる場所。
今後私たちが一緒に暮らすとしたら、どういう形をとればいいのかな…
いくら考えても結論が出る前に終わってしまう。
私の終の住処は今のマンションなのか、それとも……