秋野不矩美術館・内田あぐり展 | 広島東洋カープ必勝祈願blog

秋野不矩美術館・内田あぐり展


内田あぐり(1949年~)は、1993年に第12回山種美術館賞展で大賞を受賞、2002 年には《吊(つる)された男# 00M》で第1回東山魁夷記念 日経日本画大賞を受賞するなど現代日本画を代表する作家の一人です。国内外で個展やグループ展に出品するとともに、日本画のワークショップを開催しています。

内田は今日まで一貫して「身体」をテーマに、人間の存在意義やその根源的で深淵な問題について作品表現を通して問いかけてきました。同時に、古典的な日本画技法や素材についての研究を深めながら新たな日本画表現に果敢に挑み、その可能性を拓き続けています。近年では、人間は自然の一部であるということ、また風景の中に現れる生命の原動力を表現することを意識し、これまでの身体の表現と自然の風景とが一体となった作品を発表しています。

秋野不矩(1908~2001年)もまた、その作品を通して生命を見つめ、新しい日本画表現に挑み続けた作家でした。創画会に所属していた二人は交流があり、内田はデッサンやドローイングにおいて最も尊敬する画家の一人として秋野不矩を挙げています。

本展のタイトル「氾 Fluxes」には、水があふれる、流れる、あるいは万物は流転する、という意味を込めました。川と森に囲まれた生命あふれる秋野不矩の故郷、浜松市天竜区。本展では、美術館が建つこの地へ取材を重ねて描き上げた新作や、7メートルを超える大作などの近作を中心に、原点とも言える初期人間像、表現の源であるドローイングを展示することで、内田あぐりの絵画表現の魅力を紹介します。また、秋野不矩作品や、インド滞在時に愛用していたスケッチブックも特別公開いたします。






秋野不矩美術館としては珍しい作品撮影可能







現代美術は難しい

展示会場のレプリカが二階にあったんですが
作品内で作品絵画がレプリカされてんのはオモロイなあと