三上延・ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ扉子と空白の時 | 広島東洋カープ必勝祈願blog

三上延・ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ扉子と空白の時



内容紹介
シリーズ累計700万部の人気古書ミステリ、最新作は丸ごと「横溝正史」!

ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。それは、この世に存在していないはずの本――横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。
どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。
深まる疑念と迷宮入りする事件。ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める――。

角川書店版の横溝正史シリーズは
ほぼ全巻読んでるんで、ジョブナイル物の少年探偵団や時代劇小説も読みましたが、まさか江戸川乱歩の少年探偵団、21面相ものより十年も前に書かれていたとは知りませんでした。
三上延先生の知識量の多さには舌を巻きますね。
扉子がもう高校生になってて、驚きましたが栞子の事件手帖を祖母である篠川智恵子と読み返すというスタイルで展開します。
横溝正史の病院坂首縊りを読んだ事あるなら、この小説がオマージュになってる事にニヤリとするかも。

ちなみに横溝正史シリーズでは、金田一より由利先生の真珠郎が一番好きですね。