東京国立博物館仁和寺展の目玉の一つだった、日本唯一の阿吽の深沙大将と降三世明王がおわし。豪雪地帯福井県唯一の国宝建造物・本堂と三重塔があるお寺です。
西遊記の沙悟浄のモデル、深沙大将像としては日本最大。
ずっと三面だと思ってた、降三世明王は実は四面なんですよね。
改めて東京国立博物館で確認できて良かった。
深沙大将のお腹には、高野山には怖い能面でしたが、可愛らしい丸顔のお嬢様が。
岐阜横蔵寺みたいに丸顔少女か、高野山みたいな怖い能面か二つに別れますね。
昔の美少女の基準。
ホログラフィーカードは高野山のものを彷彿とさせます。
将軍の祈り
延暦のむかし、この山中に一大棡樹(ゆずり木)あり、その下に世人に異なる不思議な老居士が住んでいた。たまたま坂上田村麻呂公、ある夜、霊夢を感じ老居士の命ずるままに天下泰平、諸人安穏のため、大同元年(806)このところに堂塔を創建し、居士また棡の木をきって、薬師如来、降三世明王、深沙大将の3体を彫って安置したと伝う。
※蝦夷征討に功のあった征夷大将軍・坂上田村麻呂が若狭国明通寺の開創に願ったことは、それは戦勝祈願ではなく「多年征戮するところの狐魂窮鬼を救う(長年戦ってきた蝦夷たちの浮かばれない魂を弔う)」ためとされています。
本尊は薬師如来。
三重塔には釈迦三尊が。
釈迦三尊。
福井県唯一の国宝建造物がある寺院とあり、福井霊場巡りには欠かせないお寺。
2メートルを越える阿吽像は圧巻。
2018年広島東洋カープ一軍日本一!