冲方丁・光圀伝 | 広島東洋カープ必勝祈願blog

冲方丁・光圀伝




内容紹介
第3回山田風太郎賞受賞!
尋常ならざる熱量で、その鮮烈な生涯を活写した
魂震わす渾身の1500枚! 


「我が大義、必ずや成就せん」――老齢の光圀が書き綴る人生は、“あの男”を殺めた日へと近づく。
義をともに歩める伴侶・泰姫と結ばれ、心穏やかな幸せを掴む光圀。盟友や心の拠り所との死別を経て、やがて水戸藩主となった若き“虎”は、大日本史編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。光圀のもとには同志が集い、その栄誉は絶頂を迎えるが――。
“人の生”を真っ向から描く、至高の大河エンタテインメント!

茨城県は47都道府県魅力度最下位になってしまいましたが、水戸黄門様がいらっしゃいます。
史実では諸国漫遊はしなかったそうですが、エンターテイメント小説らしく渋川春海や宮本武蔵、沢庵和尚と出会いながら粗暴な少年、光國こと千代松。

辻斬りも平気でこなす悪童が如何にして、江戸の大火から民衆を救い、治水を整備して関東平野の平穏をもたらした偉人たりえたのか。

超大作。

心のカープ度
★★★★★★★★★☆星9つ