死んだ
数日前からおかしいなとは思っていた
入院食が薄い…
当たり前だと思うかも知れないけどわたしは自他共に認める「薄味好き」だ
素材の味を生かしたうんたらが大好物
つまり入院食が好きだった
そんなわたしがなんか美味しくないと思ってた
おととい飲んだスタバの芋フラペチーノ、
美味しかったけど甘さ控えめだな珍しく、と思った
Xで感想を見ていたら甘すぎと書いてあった
昨日、同じ病棟で知り合ったKさんと昼に11階を抜け出し外来のレストランへ行った
久しぶりのシャバのごはんだね、と浮かれて食べた讃岐うどん
とても味が薄かった
今日、友達がお見舞いに来てくれた
わざわざ遠くから未就学児をふたりも連れて笑顔を運んできてくれた
一緒に飲んだアイスラテも味がおかしかった
夕飯前にセブンに走った
1番味の濃いものなんだろう
食いしん坊のわたしの頭がフル回転する
「カルビ焼肉」を手に取った
温めてもらい病室に帰ると
夕飯が来ていた
おかゆにタレをたっぷりくぐらせたカルビを置いてみる
そして一口、、、
味が無かった
匂いはあるのに
味は無かった
肉の油は感じるのに
肉の旨味やタレの濃い味は
どこへ行ってしまったの
味覚が死んだ、と理解した
それでも栄養はあるから
ほぼ食べきった
泣けてきた
味のない世界を
わたしはこれから少なくても2ヶ月生きてゆかねばならない
甘みも
辛味も
旨味も
酸味も
さようなら
生きるは食べると思ってたけど
生きるは美味しく食べる、です
こんな全てが消しゴムじゃ
食べない方がましだと思える
あなたのいない世界をどうやって生きていけばいいのか
まだ分からないけど、
きっとまた会えると信じてる。