その日、小田急相模原市民の憧れタワーマンションに住む住民達に激震が走った。

2020年、4月、葬祭場建設新築工事お知らせが各ポストに投函された。

ある住民は、その場で破り捨て強く憤り、また、ある住民は理事に臨時集会を求めたりマンション内は不穏な空気に包まれたと聞いた。

 駅前のタワーマンション、それは、現在に生きる人びとにとり一種のステイタスであり、懸命に働いて金を稼ぎ手に入れたご褒美でもあると思う。

 高層の窓から、階下に広がるオダサガのまちを眺望し日々の疲れを癒すのであろう。

 そんな小田急相模原市民憧れのマンション目前に葬祭場が建設されることになったのだ。

 「私の部屋、ちょうど窓から葬祭場見えるんですよ😣」と知人が眉をひそめた。

 小田急相模原調査団の中にも住人がおり、悔しがっていた。複数の住民に、理事に集会を開いてマンションとしても反対運動をしてみたらどうか?と提案したが、集会を開くことも理事は出来ないと言っている情報が入ってきた。

 理事は、もともとこのマンションの土地を所有していた地主であり、その力は強大であるから、目をつけられたくないから意見が出来ないとある住民は言った。

 事務局長が住民から、話を聞きながらポケットに手を突っ込む

 「理事長の力が強大だと思う考えは間違っている。みんな、分譲なんだろ、平等なんだよ❗」とある住民に答えた。

 「なぁ、このマンションの住民代表になって話をまとめてみろよ、」事務局長は言葉を続ける。

 「俺が、このマンションの住民で集会を拒否して住民の総意を取らない理事長なら、、」

 少し間を置きポケットから手を出し髪をかきあげて

 「リコールするぜ」と言った。  

                続く