夕方になると、お豆腐屋さんが

バイクに乗って、ラッパを吹いて

お豆腐を売りに来ます。


そのラッパが聞こえると。

ボールや鍋をもって

お豆腐を買いに行きます。


それが昭和の日常


父は、気にいらないおかずがあると、ちゃぶ台を

 「こんなもん、食えなぇ」

と言ってよくひっくり返します。


でも、湯豆腐の時は

それをしない。

湯豆腐なら文句は言わないのです。


だから我が家では、

よく湯豆腐が出ます。

湯豆腐が出ると。

今日は、最後までご飯食べれる。

ご飯茶碗と箸持って、避難しなくていいんだ。

って、子供ながらにもそう思っていました。


でも。。。

湯豆腐は、私にとって

今は見たくない食べ物となりました。