雑草という植物はない

と言われたのは、
昭和天皇だったけれど、

害虫は、ただの昆虫

という言葉にひかれて、この本
を読んでしまった。

★昆虫と害虫
小山重郎 築地書館 \2,600



作者は、農林水産省の農業試験場
の研究員だった人。

解剖学者で、昆虫が好きな養老猛
さんの本を読んでいると、所々に

昆虫は、無駄な事をしない

と出てくるので、それと、

夫の病弱ぶりが一番ひどかった頃
手当たり次第、健康にいいと言わ
れていることに手を出して

ナチュラルクリーニング

という、自然に近い素材の衛生用品
を使っていたら、あっという間に
昆虫に家中支配されてしまった。

その嫌な過去があるので、

敵を知らねば!

という気持ちもあった。

昆虫は、知れば知るほど無駄がない。
出てくるのには、必ず理由がある


エサがある。
メスがいる。
オスがいる


我が家では、洗濯物は庭に干す。

この季節嫌なのは、蚊。

だけど、蚊の習性が分かれば、割と
刺されずに済むことが多い。

ポイントは、飛び方。

蚊って、フラフラ飛ぶの。

フラフラやってきて、肌に止まったら、
ペチンッ!で済む。

刺す虫といえば、蜂も来るけど、

蜂は、一直線に飛ぶから、私が蜂の
通り道にいるのがはち合わせる理由。

蜂を防ぐには、私が蜂に道を譲れば
いいだけのこと。

こんな風に少しずつ折り合いをつけて
昆虫と暮らしているけど、

この本を読むと、

害虫は、人間が作り出して、人間が
勝手に害虫って呼び始めた昆虫


だということがよくわかる。

化学物質にまみれて、人間の方がつらく
なってきて、農業を続けられなくなる。

だって、人間の方が世代交代に時間が
かかるから。ガンダムで言うところの

ニュータイプ

が出るまで時間がかかる。

対して昆虫は、世代交代が数日間とか
だから、ニュータイプが量産される。

それが、農薬が追い付かなくてますます
人間が化学物質の健康被害に悩む原因。

作者の小山さんは農業試験場の研究員
として、多種類の害虫とつきあってきた。

見えてきた答えは、

自然は複合的なのに、たった2~3種類の
昆虫が大発生する現象は、逆に不自然。

害虫が発生するだろう、という恐れで
薬剤散布をするべきではない。

薬剤散布は最小限に


そうすれば、結果的に多種類の動物が
集まってきて、捕食し、人間が考えて
いるほど、病害虫害は増えない。

学術本を一般人に読みやすくした様な
真面目な本だけど、笑っちゃったのは

減農薬でコメを作っている農家の人が

秋に、トンボが来てきれいなんですよ

って言うと、

そんなの見たことない!
見たい!見せてください!


って、田んぼに行くところ。

害虫の研究者って、視点が違うんだぁ!

この世の中のすべて、手抜きをしたら
大きなしっぺ返しが返ってくる。

ということも学べる。

松枯れ病が猛威をふるっている地域は
松林の手入れがされていない


とかね…

人間関係、家族関係、恋愛だってそう。

毎日、挨拶をしたり会話をしていれば
そんなに悪い関係にはならない。

楽していい人生を送るなんて無理なのね
にほんブログ村 健康ブログ 健康の豆知識へ
にほんブログ村

健康と医療 ブログランキングへ