アシナガバチは、残念ながら9月になると、イモムシ狩りはしなくなってしまいます。移住させている有機農業のはしもと農園でも、毎年9月からイモムシ被害が多く出てくるそうです。そこで、現在試しているのが、ドロバチ達の集団営巣です。工房の蜂パイプでは、10月はじめまでイモムシを運ぶ姿を確認しています。
昨年、蜂パイプをたくさん工房の壁に設置してみました。たくさん増えたらはしもと農園に持っていくつもりでした。しかし、思ったよりたくさんのドロバチたちは来てくれませんでした。たくさんのドロバチを一気に増やすのは相当時間が掛かるのかもしれません。
そこで今年、閃いたことがありました。それは、離れた野山の複数箇所に蜂パイプを仕掛ける方法です。
さっそく竹を竹専門店から安価に、葦は農業系ホームセンターから購入してきました。
畑に置く時にミツバチの古巣箱を利用したいと思ったので、節を真ん中に来るようにして長さは30cmに統一しました。途中に節があるので、両端から入れるようにすれば有効活用できます。
様々なドロバチが利用できるように、口径のサイズも様々にしました。また、アブラムシを狩る蜂にも活躍して欲しいので、ススキの茎も入れました。
マメコバチに占領されてしまうかもしれないので、マメコバチの活動が終わってから6月に仕掛けました。もちろん、5月の畑に花粉交配してもらいたい農作物があるならマメコバチも歓迎ですが、今回はドロバチ優先で考えました。
また、昨年、直径3cmほどの太い竹の節に、直径1cmの穴を開けて作ったアシナガバチの越冬パイプを外に置きっぱなしにしていたら、ドロバチが利用していたので、同じようにして使ってみました。
そんないろいろな太さのパイプを40本位ずつまとめて針金できつく縛り、濡れないようプラ製の波トタンを巻きました。
こんな所とか
人目のつかない野山10カ所に設置しました。誰かに捨てられないよう、私の名前と電話番号を書いておきました。
うまくいったら今年のお盆過ぎ、もしくは来春には
はしもと農園に導入することができます。楽しみです!