ヒメスズメバチの対策巣門(格子戸)をリニューアルしましたので、作り方を紹介いたします。
※その後、もっといい作り方を更新しました。
→ 天敵ヒメスズメバチ対策巣門の作り方(2020決定版)
ヒメスズメバチの被害は、一昨年に20群中12群ありました。
そこで昨年は、対策巣門を考案しました。そして襲われやすい季節の8月になったら付けようと計画しました。ところがまだ母蜂一匹の6月にやられてしまいました。
それからは、移住群を確保した時に対策巣門を付けることにしました。するとその後、襲われたと思われる群れは30群中たった2群でした。そのうち1群は、よく検証すると、もしかしたらフタモンアシナガバチが羽化する時に落とした巣穴のフタがあまりにも多くて、そう見えたのかもしれません。
また、割り箸を格子に使ったもう1群は、割り箸そのものに微妙な歪みがあって、広い部分からすり抜けられた可能性もあります。
そんなことを踏まえて、3年目の今年こそは、完璧な対策巣門を作ることにしました。
肝心の格子の隙間ですが、昨年キイロスズメバチで試した時は6.5mmですり抜けられました。しかし、ヒメスズメバチはオオスズメバチに次ぐ大きさです。アシナガバチの出入りやすさと、作る時に簡易さを考えて7mmにすることにしました。
作る時の簡易さというのは、鉛筆です。鉛筆の辺と辺の幅がちょうど7mmなのです。鉛筆を挟みながら格子を接着すれば、誰でも簡単に確実に7mm隙間の格子戸を作れます。
そして、格子戸は縦よりも横のほうが、蜂たちはつかまりやすくていいような気がしたので、今年は横にしてみることにしました。
さっそく、格子戸の材料に、近くのコメリから9mmの桧角材を買ってきました。
昨年の割り箸格子戸を壊して付け替えました。
鉛筆を挟みながら速乾木工用ボンドで接着します。
鉛筆は、角と角だと8mm近くあるので、必ず辺と辺で挟むようにします。
重しを乗せて10分もおけば出来上がりです。
裏側はこんな感じです。
さっそく、移設巣箱に取り付けてみました。いい感じです。
屋根も乗せてみました。
背面の網は、金網は見えづらく撮影もしづらいので、網戸用の黒いネットがオススメです。
それにしても、30箱分を作るのは大変です😅
今年は、このヒメスズメバチ対策巣門で試してみます!
皆さんも、よろしければお試しください。
→ 移設巣箱本体の作り方
→ 屋根の作り方