これまで、数々の悲しい思いをしてきました。
学生時代、素足になるプールサイドでは
恥ずかしさから、指を小さく曲げて隠し
高校の指定革靴を無理に履き、足を痛め
靴屋さんに行っても
「サイズお出しますよ」の声がとにかくイヤ!
コンパも運動靴でいったなぁー。
OLとして働き始めてからは
履ける靴を見つけては、即購入!
でも、大きい靴コーナーって
本当に幅広のペタンコ靴ばかりで、黒豆みたい。
もう、ぜんぜん!
ぜんぜん素敵じゃないから欲しくない!
しかも、値段さがんない。
欲しくなくても、無いと困るからやっぱり買う。
でも、歩けば痛くて、履けない靴ばかり
シューズボックスに山のようになりました。
私の近くには、6人 足のサイズが26㎝の女性がいます。
6人は、みんな同じような不満と悩みをもっていて
私が、靴について学びはじめたのも
靴修理店をスタートした理由も
「素敵な26㎝の靴を履きたい」
「本当に気に入った靴に、お金を出したい」
「痛くない靴をたのしく履きたい」
「同じ悩みを持つ女性の役に立ちたい」
というのが原点です。
この前、池袋東武百貨店の靴売り場に行ってきました。
そうしたら、少しご高齢の上品な女性がお靴を試着してて
「足に入る靴があるだけ、ありがたいんです」っ話されていました。
少し前まで、私も同じことを思っていました。
ですが、靴の修理店をスタートして
お客様の大切な靴の話を伺ったり
自分がしっかり満足できる26㎝の靴を購入できるようになった
今では、まったく逆のことを感じます。
選べる自由がないなんて、ウソです。
自分の大切な足は、なにも悪くないんです
ただ、大きいサイズを販売できない靴業界が不便なだけ
もっと、自分の足を大好きになってよくて
たくさん甘やかすべきです。
ヒールを履くのって、女性の特権です
消去法でお靴選びをするのは、もうやめましょう。
この「大きい靴の部屋(26㎝)」には
そんな女性の悩みや理想を、書いていきたいと思います。
どんな風になるかな?
私もとっても楽しみです。