忙しくて更新遅れております・・・・申し訳ない。
数分前までは確実にあったスイッチ。
どこをどう見ても、壁にあるはずのスイッチは無かった。
ついに幻覚を見てしまったのか・・・。
だが、消えたのはスイッチだけではない
夫も消えているのだ。
訳の分からない状況に置かれ、妻は混乱していた。
通常ならば、ここで警察を呼ぶなり、友人等に相談するであろう。
しかし、スイッチを押して人が消えたなど、誰が信じるのか。
妻はそばにあったベッドへ腰掛け、冷静に状況を整理した。
原因はスイッチ・・・・・
あのスイッチを押すことで夫が消えたのなら、私も押せば夫の下へ行ける?
でも肝心のスイッチはもうない。
ではどうしたら・・・・
突然思い出したように、妻はベッドから立ち上がり、
リビングの壁をくまなく観察する。
スイッチ一つで人が一人消えるのなら、前の住人はなぜ二人とも行方不明なのか?
答えは簡単だ。
恐らく前の住人もスイッチを押し、一人が消えた。
ならば残った方も私と同じ考えをするはず・・・・
だとしたら、スイッチは二つある・・・・・。
妻の考えは正しかった。
リビングの台所部分。
食器棚と壁の僅かな隙間に、スイッチはあった。
「やっぱり・・・・・」
徐々に鼓動が早くなっていく妻の心臓。
これを押せば本当に夫の下へ行けるのか・・・・。
それともそれ以外の事が起きるのか。
スイッチへゆっくりと手を伸ばす妻・・・・
その時、玄関のチャイムが鳴り響いた
つづく