N子は爽やかでオチャメで笑顔が可愛いらしかった。入学式後の最初のホームルームでは後ろの壁際の席にチヨコン_?_と座ってた。


 成績も良いし性格も明るかったよ。僕は同僚のKと(生徒募集)_のパンフレットやビデオを制作してたのです。N子を其の主役にしました。


 N子の協力も有り、結構皆さんの評判も良かったよ。ところが、1年生の終わり頃に悲劇が彼女をおそったのです。お腹が痛いとのことで病院に入院しました。


 所沢に有る防衛医大との国立病院で、盲腸とのことでした。僕は安心しました。

 ところが、医療ミスが起こってしまったのです。盲腸での手術でですよ~?

 

 彼女左足が動かなくなってしまったのです。


 それなのに、彼女は辛さを克服してリハビリに取り組んでいたのです。けれど、長期入院で欠席日数がオーバーして退学して行きました。


 僕は30年の在職中に2人しか退学者を出さなかった。もう1人はエホバの証人の親の元でしたが、違う機会に書きます。


 元へ、2年後に彼女の母親から電話が掛かってきました。大学受験の勉強を見てほしいとのこと。僕は早速彼女の家に向かってました。


 彼女は通信制で高校卒業の認定を取り、今は所沢駅前の予備校に通ってました。予備校での模擬試験の結果を見ると、全然ダメでした。


 予備校を辞めさせて、僕の独自の勉強方法を教えたのです。僕は独学での勉強方法で大学に合格しました。予備校には通ってません。


 彼女は僕の方法を真剣に実行して、模擬試験の結果も上がりました。

 立教や法政はA判定、早稲田もB判定まできました。でもね、彼女は医療ミスで片足が不自由で松葉ツエの歩行でした。


 そこで、第1目標は近くの日本社会事業大学にしました。片足が不自由なので福祉の仕事がしたいとの理由でした。模擬試験もA判定だし


 でもね、やはり合格発表の日は僕も緊張したよ。其の時間は僕は授業中で、生徒に事情を話して、携帯を持って母親からの連絡を待つた。


 しばらくすると着信音がして、母親が合格だと伝えてきました。生徒からも拍手が贈られました。ホッとしました。


 其れから数年後に彼女は結婚すると言うのです。でもね、彼女は医療ミスで子どもの出産は無理でした。けど、彼氏は構わないとのこと。


 盲腸という簡単な手術ての医療ミスではあったけど、幸福な生活を送ってるから、此れも運命なのかと思ってます。


ありがとうございました。感謝、感謝👬💞