なんらかの演出によって素人の作ってきた二次創作的なオタク文化を真似て、商業化し、素人のオタクを牽制した「ビジネスオタク」の一人にヒャダインさんという方がいらっしゃいます。版権元(ゲーム会社の作曲家等)が二次創作を嫌がっていたのか、ゲーム会社が消費者層とは解釈違いのものを公式とすることが増えました。エニックスはファミコン時代から公式の小説や4コマ漫画、歌詞つきの音楽を発売していて、二次創作をとことん管理したかったのかなと思いますが・・・。たしかに、勝手にゲーム中の好きな曲やシーンに自分を投影し、文句があれば改変を加えたり、アルミ帽を被りながら集スト作品と決めてかかるような消費者層(つまり、古のオタク)なんて、何の役に立つのかわからないので居なくなっても良いとゲーム会社やクールジャパン機構が判断したのでしょう。口うるさいおたくに限ってゲームROMの吸い上げやP2P等、当時はグレーで今はアウトのデータ共有方法に詳しかったりして、利益があがらなかったのは事実ではないでしょうか。しかし、推し活時代における、消費者には「公式の肥やし」としての役割しか用意されていないのでは、つまらない。未だに隠れてBLや成人用のイラストを公開している方々はいらっしゃいますが、「二次創作は許可制です」と言っている芸能事務所もあります。二次創作は禁止です、と言われるより、許可制です、と言われる方が怖い気もします。Twitterが情報発信の主流になる前に、SNSの普及によってオタクと公式の距離が近づいてカオスになることを、業界人の人たちは知っていて、オタクの世界観を牽制したのではないかと思います。

 

さて、話を「ヒャダインさん」に戻すと、ヒャダインさんの曲「サンバ de トリコ!!!」とビジネスゲーマーのヒカキンさんと混ぜたMADが最近Xで流行っており、これがなんとも面白いのです。この曲に合わせて「17秒間考え続けよう」で一部界隈では17秒間考え続ける開運法提唱者のエイブラハムよりも有名になったマリコ☆バタフライさんが踊っている人工知能MADものもあるのですが、半裸のヒカキンさんが踊っているものもとても面白いのです。(AIに食わせたヒカキンは多分全裸だったのでしょうが、そこはAIの慈悲!?により半裸になっています。)

 

さて、この記事には隠しリンクがございます。1990年代中盤から後半に使われていた方法の一つで、要素を調べれば簡単にわかってしまうレベルなのですが。この文章のとある文字列をクリックするとトリコのエンディングを踊るヒカキンの動画が見られるツイッター記事に飛びます。私のアカウントではありませんので、凸等はされませんようお願いします。さて、見つけられるかな?

 

個人的にはCSSの時代になってもWeb2.0の面白いインターネット文化はは終わってはいないと言いたいところですね。

 

リブログはヒャダインさんがプロであることを告白した記事。

ヒャダインさんがプロであることを明かしたアメブロの記事をリブログさせていただきました。(二回言う)ヒャダインさん、おもしろいMAD素材となり得る曲をありがとうございました。