一年半ぶりの更新 | げんきのくせに

一年半ぶりの更新

一年半ぶりの更新です。









You Tubeをご視聴いただいているみなさんはご存知かと思いますが、いま僕は日本にはいません。















北マリアナ諸島におります。



ラオスでの海外チャレンジ、契約に至らず。

国を変えて再チャレンジし、アマチュアリーグではありますが、シーズン途中にチーム入団を決めることができました。



そして先週、人生で初めて、海外のピッチに選手として立つことができました。




平日は週3回、マリアナ代表のナイター練習に参加し、選手兼任コーチとしてプレーをしています。



また女子代表、U-18/16に週2回ほど

キーパーコーチとして選手を育成しています。

この日は午前中に自主トレをしています。




ライセンスも持っていない僕が一国の代表チームの全カテゴリのキーパーコーチを任せていただけるというのはなかなかある機会ではありません。



それも選手としての活動に支障なく

日曜は自チームの試合に100%集中できる。



今までコーチングをしながら選手をやらせていただいたあるクラブでは

育成年代の試合と自分の試合が被ることがありました。

仕事としてやっていたのもあり、自分の試合にいけないこともありました。

しかし今回はそういうことがありません。



一点だけ。

チームが決まったことで、日本にいる方々から、激励やお祝いのメッセージをいただくことが最近たくさんあって、本当に感謝しております。

その一方で、給与は?とか、チームからどんなサポートがあるの?とか、そういう待遇系の質問をいただくことがあります。


前提として

それ聞いて何になるの?というのが本心です。




なぜなら、そもそもの目的がちがうからです。




僕はやりがいや、自分のサッカー人生をやりきるために、自分の人生をフルに使って、海外という異国の地で私生活からサッカーまで全てにトライする選択をしています。


マリアナはプロリーグではありません。

なので給与はありません。

いろんなサポートはしていただいておりますが

サラリーはないです。

ただ、それは想定して渡航しました。



38歳の自分に何ができるのか。

サラリーの金額にこだわることなのか。

それとも経験を還元しつつ、引き続き自分の選手としてのレベルアップにトライすることなのか。



僕は後者を選択しました。



チームがすんなり決まったのも

いま代表チームでキーパーコーチをやらせていただけているのも、そこの選択が正しかったのが大きいかと。

そしてラオスでの経験が非常に大きかった。





ラオスではとにかく契約、契約とそれしか考えていなかった。ダイレクトサインでチームが決まりかかった時期もありました。

それが破談になると、とにかく不安で毎日生きた心地がしなかった。

「キーパーはいらない」という前提のもと、ツテでゴリ押しで練習参加させていただいたチームでも

契約しかない。無給でもVISA負担でもなんでもいい。契約だ。それしか頭になかった。



言ったら、一番大事なことを僕は忘れていました。




それはサッカーを楽しむということ。


もっと言えば、人生を楽しむということ。


そして、自分を信じること、周りの人々への感謝。




全てにおいて、余裕がなさすぎました。






仮にあそこで奇跡的に契約できたとしても

今ごろ、ろくなサッカー人生を送れていないと思います。


逆説で

いま僕がもし仮にマリアナで、じゃあ代表チームのキーパーコーチ兼任となったときに、

サラリーはいくらだ?とか

住居はあるよね?とか

キャリアも実績もない人間がそういうスタンスでいたら。


きっとこういういま当たり前にある毎日はなかったと思います。


お金や待遇より大切なもの。







サッカーが楽しいということ


日常に感謝をするこ


そしていま、自分が幸せだと感じる人生を自分から掴みにいくこと






ただ単に契約にこだわっていた3ヶ月前の自分とは考え方が大きく変わりました。


捉え方は人それぞれなので解釈はそれぞれあると思いますが

ただ一つの事実として、いま僕はマリアナに来てよかったと実感しています。



写真を貼りたいのですがエラーになって貼れないので

映像はYou Tubeをご覧くださいね。