棄国の旅(その十) | メコンリポのブログ

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あの武漢ナントカが始まる前、タメルチョークからアサンに抜ける道は、 ここはヤワラートかジュライロータリーかい?と見間違うほど、街中看板から屋台の値札までがヒマラヤを越えたかのお国の言語で溢れ、 ご丁寧にも、「チャイナタウン」なるアーケードまで出現しておったが・・・・・・ 自ら毛沢東の生まれ変わりだぁとのたまうご仁が、シノバックやシノファームの効用が疑われ始めると突如鎖国なるものを開始。 海外旅行どころか、オノレのマンションの部屋からも出ちゃイカンのオフレを交付のロックダウン。 唾痰怒鳴り族と嫌ってはいても、未開部族と割り切ってゼニがイノチとせこい商売に励んでいた地元衆も、 インチキパシュミナストールやパクりノースフェイスなんざ売れるわきゃない。 一時期、他国に来ても中華メシしか喰わん大型観光団体向けに、数百人もいっぺんに座れるメシ屋を開業してアコギな商売をしとった 唐人〇府なるレストランも、覗いてみると地元マフィアの談合寄合風や、底値になった一等地不動産でしこたま儲けたインド系大家族集団が ポツンぽつんと散らばった円形食卓を囲んでいる程度。 べジメシ? どうせ出汁も味付けもみい~んなダルバートと同じじゃろうが! コロナ怖さにロックダウンや鎖国を繰り返しておったマオイストが牛耳るこちらのお国も、 毎年赤貧国向けに国連の機関からいただくお恵みやお布施だけではうま味がないとさとったのか、 ようやく誰でもゼニ落としてくれるヤカラはいらっしゃいと、事前のややこしいアプリや添付書類を撤廃し、ビザだけでエエよと。 さっそく値を吊り上げ始めたのがお宿。 10月からの観光シーズン。 エベレストでもアンナプルナでも、ルクラでもポカラでも今までの分を取り返せと、水シャワーしか出んでも暖房が壊れておっても。 ネパールが210Vだってえのは分かる。 転換プラグがないと、スマホの充電もできんのは。 しっかし、何で三つ穴ふさがっとるの? オープンレバー何処にも付いとらんけど? ン? なんかボールペンの跡があるけど? 掃除のおばちゃんに聞くと、 尖ったモン(ボールペンの先のようなモン)で真ん中の穴の蓋を押し上げると他の穴もわずかに開くので、急いでプラグを差し込めと⁉