シルクコインケース




昨日の続きです。換金を諦めて荷物検査に向かったのですが、荷物検査に入る時に係員がいたので、時間がないから先に行かせてほしいと言ったら、駄目だと言われて、更にはこれから出国するにも関わらず係員が、入国書を書けと言ってきます。

 

 

訳が分からないと思いながらも、とにかく早くすませて先に進もうと思い汚い字で入国書を書きました。そして、改めて時間がないから先に行かせてくれと言ったのですが、駄目だとちゃんと並べと言って来るので、いい加減に頭にきて、そいつの目の前に唾を吐いてきました。(実際には唾は出ていませんが真似だけです)

 

 

そんなこんなで何とか、飛行機の搭乗ゲートに着いた時には、もう搭乗が始まっており、かなり最後の方になっての搭乗になりました。なぜ、私は2時間前には空港に着いていたのに、自分が何も不手際をした訳でもないのにギリギリの搭乗になったのか訳が分かりません。

 

 

ただ、私の災難はこれだけでは終わりませんでした。実は私は家を出る前になぜかスープを飲もうと考えて、スープの火をつけっぱなしにして出てきてしまっていたのです。それを飛行機に乗っている間に思い出しました。

 

 

私はなぜ出発前にスープを飲もうと考えたかも分かりませんし、火を止め忘れたのかもしれません。私はそれを思い出したのは、すでに飛行機がオーストラリアを経ちインドネシアへ向かっている最中でした。

 


シルク財布




私は正直、気が気ではありませんでした。もしかしたら、その家が全焼していたらどうしようだとか、インドネシアについたら飛行機の前の警察官が待機していたらどうしようだとか、そのような想像ばかりが膨らんでいきました。

 

 

そして、インドネシアについたら飛行機の前に警察官が2人いました。しかし、ただいただけです。私を逮捕しにいた訳ではありませんでした。そして、ホテルにつくとすぐにオーナーに電話をしました。繋がらなかったので、留守電に入れてメールを送りました。

 

 

ただ、最初にも触れたように私は飛行機に乗れない可能性があると考えていたので、ドアを開けっ放しで家を出ています。その為に、何か焦げ臭かったら誰かが家の中に入る事が容易に出来ます。そして、電気コンロを使っていた事や、その日は結構な雨だったので簡単に火事になる事はないと思ってはいました。

 

 

そして、何事もなかったようです。ただ、その時ばかりは本当に生きた心地がしないというか、火事になっていない事だけを祈るだけでヒヤヒヤでした。そんなオーストラリアの最終日でした。悪魔が私の事をオーストラリアから出さない為に嫌がらせを仕向けたとしか思えませんでした。当分、オーストラリアに戻る事はないと思いますが、次は普通な経験がしたい物です。