一転び寝たきり?
今回は娘さんとデパートのお買い物のご希望のおばあちゃまの送迎のお仕事。都内のデパートのハシゴしたいとのこと。
誰がどう見ても車椅子が必要と思われる杖をご使用の高齢者のご利用者様。娘さんが「転倒が恐いから車椅子に乗って」と言っても「私は大丈夫、車椅子なんかいらない」の一点張りの元気なおばあちゃま。
娘さんにこっそりと相談されました。「転倒が心配なので、何とか車椅子に乗ってもらいたいのですが...」元気なご高齢者の車椅子問題、ご本人の意向か?娘さんの意向か?みなさんならどうしますか?
正解はないと思いますが、私が思うに人間関係のバランスではないかと思います。
「車椅子は車内に常時積んでありますので、途中で疲れたらおっしゃってください」
ご高齢のご利用者様のプライドを保ちつつ、お声がけ。
案の定、1件目のデパートに到着早々はお元気そうに杖で歩いていらっしゃたのですが、お買い物が終わった時点でおばあちゃまから「2件目のデパートは車椅子にしようかしら、ちょっと足腰が痛くなちゃった」
お二人のご意向のちょうどよい関係が保てるためのちょっとしたアイデアを介護タクシーが考えつけるか?たまたま、結果的にいいアイデアとなりました。
(こぼれ話) 実は外出時の転倒よりも恐いのは、自宅での転倒だそうです。
東京消防庁のデータによると、高齢者の救急搬送の約8割が転んで怪我をした人で、なんとそのうち約6割が自宅だったそうです。さらに驚くのは、その約9割が自宅の中(屋内)だったということです。(令和元年の東京消防庁の統計より)
ちなみに家の中で転倒した場所は
1位 居室・寝室
2位 玄関・勝手口
3位 廊下・縁側・通路
4位 トイレ・洗面所
5位 台所・ダイニング
余談ですが、週3回透析の送迎をしていた高齢のご利用者様からの一言。
「私は介護タクシーということばが大嫌い、タクシーでいいじゃない」
それ以来、我々のグループではなるべくご利用者様御本人の前では「介護タクシー」「介護」「サポート」等、このような言葉を極力使わないようにしています。
東京の介護タクシー「ハートハンド ケアタクシーグループ」
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東京多摩の介護タクシー「ハートハンド 多摩 ケアタクシーグループ」
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介護が必要な方のための送迎&付き添いサービスネットワーク
「ハートハンド」介護タクシー グループ
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