ルアンパバン
カオ族の村訪問とモン族の家で料理教室

ラオスには100近い数の大小の民族があるそうです。
最も多いのがラオ族で、次にモン族、その次にカオ族です。

ルアンパバンの市街地から車で1時間くらい行った所のカオ族の村を訪問しました。

その前に、モン族の家庭で料理教室をしてもらうので、市場で買い出しをしました。
とても大きな市場で、食品だけでなく、衣類や雑貨、化粧品などなんでもあります。
献立はお任せですが、ガイドさんが私たちの好みを聞きながら、野菜や豚肉など買ってました。
東南アジアの国々へ旅行すると、私は必ず市場を見に行きます。
観光客向けのお土産を売ってる市場ではなく、現地の人々の生活に密着した市場が大好きです。



いんげんを買うようです 



この細いのは筍です



アジアっぽい野菜がいっぱい



これらは料理をする火鉢です 



市場のなかに美容院もあります 



それでは、買い物も終ったのでカオ族の村へ出発👋

ルアンパバンの家並みが途絶えると、舗装のしてない道になります。
ガタゴト揺れながら一時間くらい走って、カオ族の村に到着しました。




伝統的なカオ族の家
屋根を吹き替えるのに費用も時間も掛かるので
現在ではトタンや瓦になりつつあります 



村に唯一のお店かな ?
こういうのマレーシアでもよく見かけます 



住民の方たちです
この村に日本人が訪れたのは 
なんと私たちが初めてということでした 



椰子の皮で帽子を編んでたおじさん 
カメラ目線してくださいました 
どこに行っても賢い人たちは、観光客に好意的です 



次に訪問したのがモン族の村です。
こちらでは、一般のご家庭で料理を作っていただき、
家族の方と共にお食事しました。



かぼちゃを切っています 



豚肉の炒め物を作っています 
プロパンガスも調達できるそうですが
炭火の方が美味しくできるので
ガスは使わないらしいです 



筍の皮を剥いてます
教えてもらったけどなかなか難しかったです 



料理が出来上がりました !


献立は、
○かぼちゃの煮物
○筍と豚肉の煮物
○いんげんと豚肉の炒め物
○かぼちゃの葉の煮物
○パパイヤサラダ
○ホワイトライス

ルアンパバンでは、主食はステッキーライス(もち米)ですが、モン族はホワイトライスです。

どのお料理もすべて( お世辞でなく )美味しくて感激しました。
これらのお料理はほとんど塩だけで、だしなどの調味料は使われていません。
パパイヤサラダだけ、海老のだしを使ったらしいです。
でも、野菜のお味が良く出てて、本当に美味しいのです。
モン族は、そもそも料理に調味料を使わなかったそうです。
しかし、ルアンパバンへの道路が開通して、物資の流通が容易になってから、街から調味料を持ち込むようになり、料理に使ってみたもの、全然美味しく感じなかったので、また調味料なしで料理をするようになりました。

料理は文化なので、土地の気候風土、歴史、人間性など色々な要素で形成されているので、もしも、モン族の村で高級な京料理や一流のフランス料理を出されても美味しく思わないのかも知れませんね。
シンプルな調理法、味のお料理がこれほど美味しいとは、目から鱗の体験でした。

お料理を作ってくれたお母さま、お嫁さんありがとうございました。
ちなみに、お嫁さんはまだはたちの若さだそうです。
モン族は、20歳を過ぎた女性はいき遅れなんだそうです。
文化的差異は、こんなことにも感じられます。。。