5月になって、ようやく灼熱のバンコクに
雨が降るようになりました。
雨が降るといろいろ面倒なのだけど、
とろけるような暑さのバンコクには必要なもの。
冷たい水をかぶって 火照った体を冷やすように。
だから、バンコクで雨が降ると、いつもホッとする。
特に乾季の終わり頃、突然の雨の日は、ハッとするほどに
私達を正しい方向へ導いてくれるような気がする。
乾季のバンコクは、バランス感覚が失われそうに暑いから。
車窓から見る雨は、あわただしさから離れ
いつも穏やかな気持ちで見ていられるから
しずくの流れを目で追うことすら、出来てしまう。
雨季らしく、ちゃんと雨が降ることも
バンコクがバンコクらしくあるために。