長期戦となっている反政府デモ。
先週の12月5日(木)の国王誕生日でいったん保留となっていましたが
12月9日(月)が「最後の闘い」だそうです。
(何度も「最後だ」という話が出ているので、いまいち信用できないのですが)
この日、タイ国内50箇所で大規模なデモが行われる予定で
日本人居住エリアも含むようですので
本当に今度こそ、気をつけなくてはいけない日なのかもしれません。
9日の午前9時半に一斉にデモを行うよう、
今日も街頭演説で呼びかけているのを目撃しました。
インラック首相は今月
日本やロシアへの訪問を予定していましたが
この事態のさなか、外交に出ている場合ではなく
どちらもキャンセルしています。
問題解決になるなら、「辞任」もいとわないとし
再度反政府側が求めている「人民議会」設置について
「国民投票」で、国民からの賛否を問う提案も出しました。
首相も勝ち目のない提案はしないでしょうから
国民投票について勝算はあるのだと思います。
しかしながら、仮に国民投票が行われても
自分たちに有利な結果とならない限り、
反政府側は結局納得しないのでしょう。
タイ野党議員153名が、9日デモに参加するために
議員辞職したようです。
それだけ本気なんだ、と見ることも出来ますし
みんなで渡れば怖くない的な発想で
騒ぎが収まれば議員として涼しく復帰しそうな気も・・・。
在住日本人は、ある意味、現場でこの闘いに巻き込まれているわけですが
家族や自分の身を守りつつ、静観していくしかないのだと思います。
これ以上の流血がないことを願います。