いきなり、ナンダ!?この題名、と思われた方、スミマセン。



私のブログを読まれている方の中には、


タイ人男性と結婚した日本人女性や


タイ人女性と結婚した日本人男性がいらっしゃいます。


実際、コメントやメッセージ等を通じて、交流させていただいている方も


いらっしゃいますし、そういった交流はなくても、


いつもブログに遊びに来ていただいていて、読んでいただいている方も


いらっしゃると思うのです。



つまり、縁あってタイ人と結婚することになった日本人は私以外にもいるわけです。



結婚することになったカップルは、それぞれの事情や背景がありますから


みんながみんな同じ状況で結婚し、その後の生活があるとは決して思いませんが


タイ人と結婚したというだけで、一部の人たちから


批判されたり、中傷されたりすることに


皆さんは、どう思われますでしょうか。


または実際に、批判・中傷されたことがありますか?



私のブログに、かつて


なぜタイ人と結婚するのか分からない


早く離婚したほうがいい


などといったコメントをあえて残していく人がいました。



文体からして女性というよりは、日本人の男性のように感じられましたが


性別も日本人かどうかも、実際はどちらでもいいのかもしれません。



私は結婚というものは、きわめて個人的なものだと思っています。


誰かと誰かが結婚する、その理由など、まったく見ず知らずの他人から


十分に理解してもらうことなどできない場合の方が多いとも思います。


それほど、個人的なものだと思うのです。


結婚そのものは二人の関係が公に認められることですし


責任を伴う行為でもあります。


しかし、親が決めた結婚等でもない限り、


結婚するかどうかは当人が決めるもの。そういう意味で


個人的だと言っているのです。



タイという国や、タイ人やタイ文化といったものに対し、


一部の人は嫌悪感があったり、不愉快に思っていたり、


実際にいやな思いをしたことがある人もいて当然だと思いますから、


この世のすべての人に、タイやタイ人が好かれるべきだ、などとは思っていません。



私とて、タイのすべてを受け入れてバンコクに住んでいるわけではないですし、


(もちろんタイを好きになることが今の生活を楽しくする手段ではありますが)


たまたまパートナーがタイ人だったため、今、こういう暮らしがあるのみなのです。



いずれにしても、どのような事情でタイやタイ人に対し不満を持つようになったとしても


タイ人と結婚している人をネットで見つけたからといって、


その人のブログに「離婚したほうがいい」などと


コメントを残すのは、幼稚ないたずらか、自分勝手な行為に思えます。



そういう方たちは私のブログを詳しくは読まずに、


ただタイ人と結婚したらしいという事実を元に、批判されているようにさえ思えます。


私たちがどういう人間で、どういう暮らしをしているのか、


ご存じないままに批判していることになるのです。


それはたとえブログ記事すべてを読んだとしても、結局は分からないものです。


人がブログに載せていること・載せられることは、生活のほんの一部でしかないのですから。



実際にタイ人との結婚がうまくいかなかったケースはいくらでもあると思います。


しかし、それは日本人同士でも100%結婚がうまくいくとはいえないことと同じで


どんなカップルとであろうと、どこかしらリスクはあるのですから


離婚の理由を、ただタイ人が相手だったから、と言い切ることはできないのではないでしょうか。


タイ人と日本人ならではの、ありがちな離婚パターンも、見聞きしたことはあります。


どちらかが利用されているだけ?というような、お粗末な話も知っています。



もし、私自身が「離婚したほうがいい」と思っているところに


その方がいいですよ、という同意のコメントをしてくださる方がいるのでしたら


そういうタイプのコミュニケーションにもなりえるのでしょうが、


まったくそう思っていないところに、水を差すだけの目的で


離婚したほうがいい、などといわれても・・・。


私はむしろ、結婚3年目の今、なおさら、タイ人のこの人を夫を持っていて


本当に良かったと思っているのですから。



そう書かれたご自身こそ、


(いらっしゃるとしたら、ですが)


どんなパートナーと結婚されているのでしょうか?


幸せな毎日を送られている方であれば、面識もない誰かのブログに


ネットの匿名性等を利用して、心無いコメントなど


残す暇もないのでは・・・、と思ってしまいます。


また専門家がその気になれば、中傷コメント等を書いた人の特定も


今の時代は可能ですよね。


犯罪捜査などでネットカフェなどきわめて本人が特定しにくい場所からの


アクセスであったとしても、逮捕される人がいるのはそのためだと思います。



また私たち(日タイカップル)のことに限らず、


国際結婚に対するよくある中傷は、結婚相手個人の問題が議論される前に


政治や外交、経済などの相手の国と日本の関係までもを


持ち出して語る方もいらっしゃるようです。



いろんな意見があっていいと思いますし、


言論の自由や表現の自由もあると思います。


しかしながら、先ほども書いたように


結婚は当人同士の合意で成り立つものですから、


国家背景にいかなる問題があっても、本来それとは別ということになるのです。


さもなければ、それは深刻な国家レベルの問題になってきます。



たとえば、今年3月、カンボジア政府はカンボジア人女性と韓国人男性の国際結婚を


一時的に禁止したそうです。


このニュースには、国際結婚仲介といいつつ、違法な斡旋組織が


人身売買を行っているとみなされる行為が発覚したため、


といったようなことが書かれていました。


これは極端な例ですが、こういったことは


結婚を、本来の個人の問題から、国家の問題にまで拡大させます。


確かに政府が措置を取るほどのことがあったのかもしれませんが、


まじめな恋愛関係にあったカンボジア女性と韓国人男性のカップルがいて


自分たちはそういった違法な国際結婚斡旋などと関係のないところで出会い、


順調に愛をはぐくんで、そろそろ結婚したいと思っていたとしたら・・・


この措置が二人の関係に影響を与えてしまったのなら、大変気の毒なお話です。





いずれにしても、カンボジアの例は普通の結婚とは別の話です。


ここでは個人レベルの結婚についてのことを言っているわけですから、


自分以外の誰かの結婚を、


したほうがいい、しないほうがいい、などと


コントロールしようとすることは難しいと思います。



家族や親類ならまだしも、全く知らない人・・・となれば


ますます無理ですし、もっといえば、結婚を決断する前に


多くの人は、「この人と結婚したら、どうなるか」、といったことは


考えた上で結婚しているはずなのです。


なかには何も考えずに結婚する人もいると思いますよ。


けれど、少なくとも私自身はタイ人と結婚すること


そしてタイに住むことに対して予想されることについては


自分なりに覚悟の上で結婚しています。



ですから、この結婚に対して責任を持つのは他の誰でもなく


私自身ですし、仮にあるとき、結婚が失敗だったと思ったとしても


それに対し責任を取り、行動を取るのも私自身なのです。



そういった姿勢は国際結婚に限らず、誰と結婚しても


同じだと思っています。




なんだか、えらくマジメな話になってしまいました・・・。


でも、いつか書きたいと思っていたことです。




今日のクリックいつもありがとうございます☆


にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村