ミーナがまた、発熱してしまい、保育園が原因なのかは分からないのですが
深夜に緊急外来に行くことになってしまいました。
夫が「万が一、肺炎の可能性があったりしたら、早めに知っておかないといけない」
などというので、ただの風邪ではない可能性も含め、ますます深刻になってしまい・・・。
外来のドクター(40前半くらいのタイ人女性)が一通り診てくれて
熱を測ったり、のどや耳の様子などをチェックして、
その度に、いつもながら、ミーナは反り返っておお泣き。
鼻水やくしゃみも止まらないし。
こちらもかわいそうになってしまって・・・。
はあ・・・。。(´д`lll)
と思いながら、とりあえずお薬をもらって、帰宅したんです。
そうしたら、家についてから、夫が一言。
「そういえば、ドクターが、
どうしてお母さんは、あんなに心配そうな顔してるんですかね?
笑顔が出ないですね~
って、言ってたよ」
はい???え、笑顔?(((゜д゜;)))
・・・ちょっと、びっくりしてしまいました。
親が子供の病気を心配するのって、当たり前では・・・?
深夜の外来に来ていて、笑顔なんて、出ますかね・・・?
これまでにも別のタイ人ドクターにはお世話になってきましたし、
小児科の担当医も、ワタシの産婦人科もタイ人ドクターです。
この日はもちろん、緊急外来なので、いつもの担当小児科医ではないわけですが
それでもこれまで何人か別のタイ人ドクターに診てもらいましたが
こんなこと言われたことないんですけどっ
だから、タイ人ドクターって、みんな、こうなのよね!
とは決して思いませんが・・・。
で、そのとき、なんて応えたらいいか困った夫は
とっさに
「えーと。。。あ、彼女は日本人ですから、シリアスなんですよ!(・∀・)」
と言ったそうな。
な、なに~!?
ワタシは、これは日本人だから、ではないと思います。
あの状況で、へらへらする方がおかしいって\(゜□゜)/!!
夫だって別に、そのとき、笑顔を浮かべていたわけではないんです。
でも、ドクターとタイ語でやりとりをしていたから、
彼の反応は普通だと思われたらしいです。
その横で、半分くらいは分かるタイ語だけど
すべて分かっているわけではいないし、ミーナが泣くので
それどころではなく、ほとんど聞いてなかった私。
夫に言い返してみました。
「では、逆の立場で考えてみて。
あなたが日本で、日本語がすべては分からない状態でジャパニーズオンリーな病院にいて
ワタシがドクターと日本語でやり取りをしている間、ミーナを抱っこして
あやしている状態で、あなた、笑顔でいられるの?」
・・・うーん、笑顔はでないかな~?(´∀`)
そうだよね?! 笑顔になる理由がないよねぇ!!!???
それと同じことではないのでしょうか?
タイは微笑みの国。
いつでも微笑みを浮かべることを期待されている?
それはいつなんどきでも?
実際、タイ人の方が日本人より、微笑むかどうかって言われれば
一般的にはたぶん、そうだと思います。
でも、シチュエーションによりませんか。
どこの国の人でも、悲しいとき、辛いとき、怒るとき、いろいろあります。
タイが微笑みの国で、それは素晴らしいことだと思うけど
病院で、子供の病気のとき、微笑む親っていうのもちょっと違うと思いませんか・・・。
これはざっくりと文化の違いだと言い切ってしまえることなのでしょうか?
ワタシはそうではないと思いたい。
必要以上に微笑むことを求められる社会がタイ社会なのだとしたら
はっきり言って、ちょっと馴染めませんわ・・・。
たまたまこのドクターがそういう風に思った、ふと言ってしまった、ということも出来ますが
なんだか、腑に落ちない出来事なのでした。
日本にだって、笑う門には福来るってことわざがあるとおり、
笑っているといいことがある、って、信じられていると思います。
ワタシもそうだと思いますよ。
微笑むことは悪いことじゃない、むしろいいことだって。
でもね、あの夜、ワタシが深刻だったことは、自然現象デス!
だから、ドクターの指摘に同意できないです!
そうだね、微笑むべきだったね、なんて、思えないよ~。
これからのバンコク生活、「微笑み」とそのシチュエーションについて考えてしまうのでした。
ちなみに、その後も、夫には食い下がって、散々困らせました。
ごめんなさい。m(_ _ )m
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