行政書士でいくら稼げますか?
という質問がよくあるので私の考えを回答したいと思います。
結論はピンキリです。
0の人もいれば、1000万超えている人もいるし、
年商1億超えている人もいます。
ピンキリっていうのは本当に事実そうなんですが、
そういってしまうと元も子もないので、
私の知っている限りお話ししたいと思います。
行政書士実体調査というデータが少し前のデータですが、
あって年間売上が1000万超えている方が12.8%です。
1億超えているのが0.3%です。
1000万を目安に考えると10人に1人以上です。
10人に1以上が1000万超えてます。
500万超えているのは全体の23%です。
サラリーマンの平均年収が400万ちょっとですから、
行政書士の4人に1人は平均サラリーマンより稼げるんですね。
年商ベースですが、、
4人に1人は平均サラリーマンより稼げないということにもなりますが。
1000万超えたり、中には1億超えたりして大きな成功できる人と、
開業したけど失敗して廃業する人は何がちがうんでしょう?
どちらも行政書士の資格が取れた人で頭はいいはずです。
勉強がそこそこできるという意味では。
でも差が出てますよね。
どうしたら成功できるのか?
それを説明していきたいと思っています。
行政書士の仕事は許認可申請と民事の仕事で大きく分かれます。
資格学校のパンフレットには行政書士の仕事は1000種類も
2000種類もあると書いてありますが、
実際にはそんなにないです。
ないというと語弊がありますが、少なくともお金を
もらえるだけのある価値のある仕事は1000もないです。
許認可申請とは具体的には建設業許可、産廃許可、
外国人のビザ、帰化、運輸関係の許可風俗営業許可など
役所に対して許可を申請するのを代行する仕事です。
この許認可申請の種類が1000あるということですが、
めちゃくちゃ簡単な申請もかなり入っているので、
お金がもらえるレベルの仕事ではありません。
紙1枚の申請とかかなりあります。
建設、産廃、ビザとかは申請が一般の人にとっては難しくて、
面倒なので行政書士にお金をはらって仕事を依頼するというわけです。
民事では相続に関して遺言書作成や遺産分割協議書作成、
離婚に関して離婚協議書作成があります。
あとは内容証明の作成などが行政書士の仕事として挙げられます。
税理士は会計・税務、社労士は社会保険、
司法書士は登記と仕事がわかりやすいですが、
行政書士は【?ハテナ】の人。
行政書士の仕事で需要があるもの。
お客さんがいる分野というは基本的には決まってます。
もちろん新分野への進出というのはあってもいいと思うんですが、
まずは昔からある行政書士のメイン業務は何かと言う事を押さえてください。
1 建設関連業務
2 運輸関連業務
3 相続業務
4 入管・帰化業務
5 風俗営業関連業務
この5つが行政書士の主な専門分野で、
行政書士はどんな業務でもやってるんじゃなくて
成功している行政書士は必ず何らかの分野を専門にして仕事をしてます。
もちろん行政書士はいろいろな業務があるので上記以外の仕事で
活躍している方もたくさんいますが、こ
の5つはマーケットが大きいので行政書士事務所の中でも
スタッフが数名から数10名の大きい事務所が存在しています。
行政書士でマイナーな業務を専門にして
大きい事務所というのは見たことがありません。
次はこの5つの分野の特徴と仕事の概要について説明したいと思います。
1 建設関連業務
建設業関連の業務としては
建設業許可、経営事項審査申請、入札参加資格、
産業廃棄物処理業許可、宅建業免許、会社設立、資金調達
が具体的な手続き業務になります。
行政書士で建設業許可をやっている方はかなり多いですし、
それだけ仕事の数が多いです。
他士業からも建設業許可ができるんだろうと思われていることも多いですし、
他士業から紹介を受けるのも建設業許可が多いです。
建設業許可は1件10万~15万が相場になってます。
建設業許可でグーグルで検索すれば様々な行政書士のHPに
ヒットすると思いますのでいろいろみてみると参考になるはずです。
新人もどんどん参入してますし、HPから仕事も取れる分野です。
2 運輸関連業務
運輸関連業務としては、バスやタクシーなどの旅客自動車運送や
貨物の貨物自動車運送、の許可、あとは車庫証明なども業務ですね。
この分野は事務職員数100名超えの大きな行政書士法人が
日本にあるようにマーケットが大きいですが、
私個人としては新規参入が難しい分野かなと感じてます。
単価が安いので、組織的に大量処理モデルを作らないと
大変です。
車関係の企業との提携で
継続的に業務を受ける体制をつくることにより売上を
安定できるます。
3 相続関連業務
行政書士が扱う相続業務は遺言書の作成、遺産分割協議書、
成年後見が主になります。
相続をやる場合は他士業との連携が必ず必要です。
行政書士だけで完結するものではありません。
不動産の登記は発生するケースが多いので、司法書士
相続税は税理士
紛争が起こったら弁護士です。
HPからも仕事が取れる分野ですし、地元の公的施設でセミナーや相談会が
できるようになると仕事に困らないようになれると思います。
4 入管・帰化業務
この業務は私も専門にしている分野ですがHPからお客さん取れます。
外国人は現在日本に200万人以上いますし、特に東京は多いです。
大都市以外は外国人が少なめなので都市部の行政書士にとっては仕事になりますが、
大都市圏以外の町では需要が少ないと思います。
英語や中国語ができないと無理とおもっている方もいると思いますが、
まったくそんなことはありません。
日本にいる外国人はほぼ日本語できます。
もちろんできたほうがいいというのはありますが、
外国語ができない行政書士も結構この業務をやってます。
5 風俗営業関連業務
風俗営業許可ですが、これは性風俗に限りません。
キャバクラのような女の子が隣に座って
接待するような店の営業許可が多いです。
この業務は書類作成上、
図面を添付しなければなりません。
この図面の作成はレーダー計測機を使って、
建築図面並です。
また、申請先が警察署です。
最初は先輩行政書士に教えてもらうか、
共同受任でサポートもらわないと
実務をこなすのはほぼ無理でしょう。
申請先の警察はほぼ教えてくれませんので、
先輩行政書士に聞くしかないです。
建設業とか入管だったらある程度役所に聞けば教えてくれますが、
警察署だけはちょっと無理です。
その分、お客さんが自分でやるっていうのはないし、
新人にとって参入障壁が高いっていう意味では、この業務をマスターできれば
事務所経営的にはいいと思います。
行政書士のメイン業務を説明しましたが、業務は他にもいろいろあるので
戦略とマーケティング次第で個人年収1000万から2000、3000万まで狙えます。
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