日本帰国アンド突然の被災地訪問 | AsiahのPure Life Blog

日本帰国アンド突然の被災地訪問

さて、日本に戻ってきましたよ。今回は初の羽田入り~。デルタ航空で来たんだけど、なかなか快適でした。トイレなんで床が板調になっていて素敵でした。
でも、ビジネスマン対象だからLAを夜中に出発、そして、羽田に朝4時半に到着。
夜中にのったから結構よく眠れて、起きたら朝!という時差ぼけ防止には最高ね。

実は、今回2週間の日本滞在に東北の被災地に行けない事がずっと気にかかっていて、どうしても行きたい!という気持ちがあったの。
これからの日本ツアーで、チャリティーコンサートを続ける中、私がこの目で見て感じて、そして、チャリティーコンサートで伝えていきたいと強い思いがあった。

そして、LAXで待っている間に、羽田到着が月曜朝の4時半。次の日のリハーサルが火曜日東京で昼。。。。もしかして東北に行って帰って来る事も出来ない事はない!思ったらすぐに行動!!その思いがあると言う事はきっと何かがあるに違いない!そして、日本行きの飛行機に乗っている間、パパがアレンジしてくれて、仙台に行く事になった。

今回、関西への行き来が多いため、アメリカ在住の人が短期の間JRがのり放題!というレールパスを購入したから、仙台までの新幹線もそれを使っていって来た。感謝!

仙台到着!
まず、仙台にいる、去年12月に亡くなったバーバの兄にあたる、大叔父夫婦の様子を見に行って来た。若林区という死者が沢山出たところに住んでいる大叔父夫婦は89歳と86歳のなかむつまじい夫婦。幸い被害は家の中のものが落ちて来たり割れたり、でも、津波はそこまで届かなかった。届いていたら逃げ切れていないと思う。二人は私が行った事をとっても喜んでくれて、お話ボックスの鍵が全開で、色んな話しをした。

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それからタクシーで、行きたいと思っていたシーサードバイブルチャーチに行って来た。最初に一時的に教会/カフェとして借りているところに行った。そこにはなんと、カリフォルニアからボランティアでチームが来ていて、私の高校の同級生で、昔一緒にバンドを組んでた、たかしの教会の子達だった。
なんと、世界は狭い事よ!そこで、1曲みんなでワーシップを歌って、私は内藤牧師と奥様と、津波で流されてしまった教会の跡地に行って来た。

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災害から3ヶ月以上経っているけど、見る光景は津波のすごさを物語っていた。
グチャクチャになった車が山積みされていたり、塩水に浸かってしまった木が枯れていたり、家の窓の2階のガラスが割れていたり、津波の高さ、強さ、すごさが手に取るようにわかった。
教会は完全に流された。でも、がれきの下から十字架が出て来た。希望の十字架だ。

この災害は、暗い出来事だったかもしれない。でも、暗闇の後には必ず朝が来る。
暗闇の中でないと、光は見る事が出来ない。AsiahのPure Life Blog-hisaichi

教会は完全に流された。奥様に、家にあったもので何か見つかったものはありましたか、と聞くと、
「スプーンひとつ」と答えが返って来た。
子供3人いる牧師夫妻。もうみんな成人しているけど、子供のときの思い出や、写真、大事にしていたもの、みんな一瞬にして流されてしまった。涙が出そうになった。それでも、ご夫妻の顔は笑顔で一杯だった。世界中からのヘルプがあり、沢山の人たちと出会えた事をとても感謝していた。この先の希望で一杯だった。
それから、息子のノア君もジョインして、一緒にお食事をして色々な話をした。
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家も全て無くされて大変なところにいるはずの内藤先生ご夫妻に、私がかえって励まされた。

その夜は、ベンソン宣教師のお家にお泊まりさせていただいた。
ベンソン夫妻は日本に20年近く前に宣教師としてアメリカからやって来た。
彼らとの出会いはなんとFaceBook上のお友達。まだ一度もあった事は無い。
でも、私の働きのために祈ってくれていて、是非東北に来たときには寄って欲しいと言われていたので、連絡をして、お泊まりする事になった。
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宣教師は石巻というところで、いえが壊れた人たちの家を直したり、流れて来たゴミを撤去したり、道を掃除したり、献身的に、自分と関係ない人たちのために奉仕している。石巻ではまだまだ避難所に人が沢山いて、食事も対したものが配られず、仙台市に近いエリアとは格差のようだ。毎日1時間以上運転して仙台から石巻に行き、出来る事はなんでもやっている。尊い尊い働きをしている。20年近く日本のために、見返りを求めず、人々に仕えている彼らの姿は、まさに愛の形。みんなの心がとても痛んでいるから、どうか祈って欲しいと言われた。
そして、次来たときには石巻に行って歌って欲しいと。ぜひ、そうしてあげたいと思う。

今回の東北訪問強行手段!!体は疲れたけれど、心は、大きな励ましと、愛を感じた。

人が助け合い、希望を捨てずに、愛し合い、見返りを求めず、愛の行動を実行する。
神様が、私達人間に求めている姿を見て来た気がする。
自分ももっともっとそのように変えらていきたいと思う。

日本は、東北は、また沢山の人に愛の行動によって、また立ち上がれる!!そう実感しました。
また、ぜひ、東北に戻ってきます。とベンソンさん家族とも、内藤牧師ファミリーともお約束しました。