残り1日 | アジアを旅する

残り1日

バンコクに戻ってきたということは、すなわち旅の終わりである。残りは今日一日バンコクを楽しんで終わりである。今日は朝からバンコクを満喫することに決める。

朝起きて、腹ごしらえと散歩をかねて近くを歩いた。昨日までのカンボジアとは全く違う、都会の風景に少々戸惑いつつも新鮮さで足取りも軽やかである。僕の泊まっているカオサン周辺の路地裏は道が狭くて少々ゴミゴミしているが、生活感が溢れていて絵になる路地が沢山あって面白い。

あっさりしたタイヌードルが食べたかったがなかなか見つからなかった。結局路地裏で見つけた小さなカフェで朝食をとった。チーズサンドとなんとかという果物のシェ―クを注文。サンドは30Bには見合わないほど小さくて少々がっかり。三角定規くらいサイズだったとおもう。なるほど、これがタイサイズってやつか。タイ人は確か小食だったとおもう。

一旦宿に戻ると、昨日カンボジアからのバスで一緒だったマサ君が起きてきた。午後からウィークエンドマーケットというのがあるから一緒にいくことになった。それまで僕はタイマッサージを受けにいくことにした。

カオサンのマッサージ屋はどの店も値段が一緒だった。値段下げようにも「ダメダ、ダメダ」と言われ煙たがられるばかりだ。なるほど、これがカルテルってやつだな。値下げを諦めて、一軒のきれいそうなお店に入った。1時間のマッサージで250B。かなりの贅沢だが旅の最後くらいいいだろう。マッサージは気持ちよかった。マッサージといって思い出したのは、例の「過剰」サービスだったが、そういう「過剰」なサービスがつくことはなかった。少々びびっていたけど何も無くて安心安心。まぁ、カオサンではそんなお店はないんだろう。

昼を過ぎてマサ君と2人でバスでチャットチャクとかいう地区でやっているウィークエンドマーケットに向かう。バスの中で思ったのだが、バンコクの渋滞はかなり異常である。バスが進むスピードよりもお婆ちゃんが歩くほうがきっと早いだろう、いや早いはずだ。しかし、こんなにぎゅうぎゅうに車がひしめき合っててよく事故らないもんだ。

というわけで、30分くらいしてマーケットへ到着。

» 次へ