国境越えてカンボジアへ | アジアを旅する

国境越えてカンボジアへ

ピックアップトラックに揺られ国境近くまでやってきた。初めてのピックアップトラックだけど想像以上に辛い。ホコリが容赦なく目や口や鼻に入り込んでくる。コンタクト持ちには辛いとこ。カンボジア側だとホコリも道も最悪だろうからさらに辛いということか・・・、 大丈夫か?

タイ側国境周辺は大きなマーケットが広がっている。ここでサングラスとキャップを購入。カンボジアでの過酷な移動を考えて購入。
トラックを下りてガイドさんとともに国境へ。タイ側イミグレーション進入。しばらくパスポートを舐めるように見られたけど難なくスタンプ押してもらった。陸づたいの国境越え、少々ビビッていたけどなんとかタイ側クリア!

イミグレを抜けると途端に雰囲気が変わった。カンボジア人はタイ人に比べて色が黒くて顔の彫りが深いく濃い顔つき。驚いたのは物乞いの数が凄まじい・・・ タイ側では殆ど見ることは無かった。ショックは大きいが、これが現実、タイとカンボジアの豊かさの差を目にすることとなった。

カンボジア側のガイドは日本語が少し喋れて、いろいろ喋ってたらいつの間にか国境を越えてた。
『うそ!?感動の国境越えはどこへやら!?』
と思った時には遅かった。見事に国境を背にしていた。トホホ。陸でつながる国境で超えるのなんてなんとあっさりしたものである。とはいえ、歩いて超えたことにうれしくなった。

カンボジア側のイミグレもあっさり通過。タイ側に比べて建物がしょぼい。ついにカンボジア入国。第一印象。
『怖い』
カンボジア側の町ポイペト。ガイドブックには『国境の町独特の混沌とした雰囲気』と書いてあるが、まさにその通り。イミグレを抜けると数百とも思える客引き、ドライバーがこちらに向けて一斉攻撃!!
「タクシー??」
「シェムリアップ??」
「ハローフレンド!!モトバイ??」
視線の数は相当だし、1m歩くたびに声をかけられた。町の雰囲気もタイ側とは一変して、『赤』という色が良く似合う赤い土と砂埃で町が包まれてる感じ。国境越えはあっけなく終わったけど、町の雰囲気の変貌ぶりにはカルチャーショック受けずにはいられなかった。
これこそ、『カオス』という表現がピッタリな町だ。


国境へ

# こちらタイ、向こうはカンボジア

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