昨年末に「新しい趣味が4つも増えました」という話を書きましたが、そのうち3つは継続中です。
残りのひとつは、それがなんだったのかさえ思い出せない
うーん、なんだろう…誰かこっそり教えてください
さて、その3つのうちのひとつが、組紐です。
教室に通い始めて1年1ヶ月が経ちました。
実は10年ほど前も、やりたいなと思って教室を探していたのですが、
自分の行ける時間帯に空席が無く、暫くして諦めていたのでした。
最初は角台から始め、
様々な組み方を身につけていきます。
(でも、既にこの組み方、忘れてしまいましたが)
組んだ紐は、懐中時計のストラップにしたり。
そしていよいよ、丸台で帯締め(奈良組)の製作に取り掛かっております。
芯の紐も自分で組みました。
模様は何パターンか練習で試した後、
ほどいて、自分で決め、また組みます。
間違いを見つけたら、またほどいて…
「3歩進んで2歩下がる」状態です
ちょっとした力の入れ具合や、その日の体調によって
組み目の整い方や、硬さにばらつきが出てしまいます。
職人は、どの世界でもやはりすごいです。
ところで先日、先生が「組み方のコツについては、先生によっておっしゃることが様々だと思いますが、上手く組めた時、それが自分にとっての正解だと思います」。
正解は、紐がおしえてくれます
とおっしゃっていて、目から鱗でした。
そうなんですよね、器楽演奏も、音楽も、同じこと。
正しい吹き方は、楽器が良い音色で教えてくれる。
正しい曲の解釈は、楽譜が音となって流れた時に教えてくれる。
いつも、正解は自分の行いの先にあると思います。
何かと正しい答えを、インターネットに頼りがちな世の中ですが、自分と向き合わなければと思いました。
組紐に集中する2時間は、雑念を忘れることができます