この書は、昔、合唱団で一緒に歌っていた仲間であり、
また私の演奏活動を応援してくださっていた方が
書いたものです。
こちらは、晩年に展覧会に出展した大きな作品を写真にしたものを
フレームに入れて贈ってくださったのですが、
我が家には、他にも直筆の大きな書もあり、大切にしています。
先日のブログで濱田芳通さんと共演する演奏会について書いて以来、
何度も彼女のことが脳裏をよぎるのです。
それは、彼女が濱田芳通さんのお父様の合唱団
「日本オラトリオ連盟」で歌っていたことをとても誇りに思っていて、
何度も何度も、本当に何度もその頃の話を私にしてくださっていたからです。
その際に、芳通さんのことを「よしみっちゃん」と
おっしゃっていたのが印象的で
(芳通さんは、まだ少年だったのですね)、
あぁ、今回の演奏会のことを知らせたら
きっと喜んで聞きに来てくださっただろうな…と。
改めて、書を眺めてみます。
聖功不伐天同古
大度能容海並深
(せいこうほこらざるは
てんいにしえとおなじ
たいどよくいるるは
うみならびにふかし)
とあります。
天は何も言わぬが
四時(春夏秋冬・朝昼夕晩)が行われ
海はよく百川を溶れて、いよいよ深い。
人もこのようにありたい。
という意味だそうです。
なんだか、現在のコロナ禍にぴったりの詩ですね…
心に刻みたいと思います
日本オラトリオ連盟が82年にシャフハウゼンに
演奏旅行をした時の映像がこちらにあります↓
合唱団の中に、彼女がいるのかもしれませんが、わかりません…

その代わり、オーケストラのメンバー表に、
私の持っているチェンバロの製作者である
柴田雄康さんを見つけました!
