ソルミゼーション(中世・移動ド)の勉強会でした。
パレストリーナのモテットを歌ったり、吹いたりして、
旋法がああだ、とか、こうだ、とか、
解釈をとことんお勉強します。
そして、終わったら、そのまま上野公園へ

オルガンの文栄ちゃん、私、
オーボエの舞ちゃん、リコーダーの安矢ちゃん。
あと一人、とびきり若いガンバの子もメンバーです。
30分ほど公園内を歩いた後、
鈴木俊哉さんのリサイタルへ

弦楽四重奏とリコーダーで、
邦人の現代作品が5曲とヴィヴァルディ。
…どれもカッコよすぎました。
自由に演奏しているようで、
実はものすごく綿密に計算されたものの上で
音が絡み合っている感じでした。
実は、昼間に勉強したソルミゼーションと、夜に聞いた現代音楽は、
バロック時代というリコーダーの最盛期を挟んで
正反対の方向にありますが、
紙一重なのではないかと思えてきました。
音楽中学・音楽高校時代に、
超‼︎徹底的‼︎に叩き込まれた《ソルフェージュ》は、
ルネサンスを演奏する際に、
本当に邪魔になることがあります。
絶対音感とか、正しいリズムとか、揺るぎない拍子感とか。
ここ5年程、ルネサンスの歌を勉強し始めてからそれを痛感し、
最近ようやく、それらから解放され、
吹きたいように吹けるようになってきたかな…というところ

現代作品もきっと同じですね。
ソルフェージュの基礎やトレーニングは超大事なこと。
でも、それに縛られず、
無意識のうちに解放された時に、
初めて自由に演奏出来る気がします。
今晩は、鈴木さんの
キョキョキュキょーというリコーダーの音が夢に出てきそうです

