ヘンリー8世の2番目の王妃、アン・ブーリン。


イギリスは彼女のためにカトリック教会から離脱して


イギリス国教会を設立。


6歳年上の王妃は20年も前に遡って婚姻無効で離婚!とか言われ、

トマス・モアはこのいざこざのためにヘンリー8世に処刑され、


ヘンリー8世はなんでもアリの人になり、イギリスは相当変化しました。


(ヘンリー8世から始まって、今の女王も国教会の長だしね。)




この映画は王妃からヘンリー8世を奪っちゃったアン個人というより、


”ブーリン家”の目線。メアリーというアンの妹も主役です。


(※妹という設定だけど実際は姉だったかもしれないらしい)




昇進とお金のことしか考えていない父親と母方の叔父、


心から子どもたちの幸せを願ってはいるけれど


父親の決定には逆らわない母親、

妹が先に結婚し、妹がヘンリー8世に気に入られたせいで、


プライドが傷つきまくって、見返すことだけを考えているアン。


(思うにメアリーはヘンリー8世を好きだったけど、


アンは意地だったんじゃないかなぁ。少なくともこの映画のなかでは。)


そして姉妹の板ばさみになっている弟のジョージ。




メアリーは最初の旦那ケアリーに愛され、


(その後、妻が王の愛人になることを認めてしまうけど)


ヘンリー8世にも愛され、


(その後、姉に心変わりされてしまうけど)


最終的にはスタフォードに愛され、結婚し、幸せに長生きする。



アンは、ヘンリー・パーシーという婚約者がいる男を落とし、


秘密裏に結婚までしちゃうけど、家族は賛成してくれず国外追放。


(男の方は”なかったこと”にして、婚約者と結婚。)


ヘンリー8世に愛されたけど、タイミングを伺いすぎて逃し、


最後は公開処刑される。


板挟みの上、嫌いな女と結婚させられ、


更に姉妹が理由で処刑されてしまうジョージ。


権利ではなく、”権力”が絶対だった当時。


愛を追う妹メアリーと、権力とプライドのアン。


本当にこんな姉妹だったかはわからないけど、


あっちこっちでシンクロできちゃう。



わからないのはメアリーの妊娠がわかったときに


国外追放中だったアンを呼び戻した父親の発想。


姉妹の仲が余計にこじれると思わなかったのかなぁ。


よく考えるとすべてはこのオヤジのせいな気がする。





これは映画館で見るべき映画だったなー。


DVDより映画館のが圧倒的によかった。


特に色がきれい。


メアリーの服、アンの服、ヘンリーの服が


いつでも統一された色調で、でも個々のインパクトがあって


相当素敵。絵でしか見たことなかったはずの服や装飾が


立体になっても何の違和感もなくて。



いろいろな部分が気になって、(映像とか話の内容とか)


続けて2回見ちゃいました。


次はエリザベスを借りるべきかな(笑)