職場での話。
ぼちぼち帰ろかなと思いながら事務所で片付けしてたら、同僚のナターシャがきた。
ナターシャはいつもツンツンした感じで、とっつきにくい性格。
年は私より、5つも下なのにかなり偉そう。
カナダでは年齢関係ないから、当たり前か。
ま、みんなに偉そうなんだけどさ。
そんなナターシャ、私のすぐそばで電話をかけはじめる。
旦那さんへだ。
え、ちょっと、あんた誰?
いつもと全然違うやん!
「あーなーたー、今晩ナニ食べたい~?何時に帰ってくるのーん~?」
そんでその2,3分の短い会話の中で「I LOVE YOU」って5回は言うた。
わぉ。
こっちが照れるわ。
電話を切ったあと。
「ヒューヒュー、熱々やん!どないして、出会ったん?
結婚何年目?何しとる人?」
とおばさんくさい私の質問達に、ややうれしそうに答えるナターシャ。
旦那さんは、私がたまに行くスポーツショップのマネージャーだそう。
私: 「もしかしてあの黒人のでかい人?
ほんじゃ、いつもカウンターにおる禿のおっさん?」
ナターシャ: 「ちがう、ちがう、ウチの人はね、背が高くて金髪で男前なの。
ま、ちょっとお腹でてんだけどね。」
その瞬間、なんか聞こえた。
二人で辺りを見回す。
「?!」
電話から?!
なんと、電話がちゃんと切れてなくて、旦那さん私らの会話をこっそり聞いてた。
推定10分くらい。
そんで、腹が出てるのとこで、
「コラー!オーイ!オーイ!おいら腹なんかでてないぞぉー!!!!」
ってありったけの声で叫んだってわけ。
ナターシャは、
「ごめんごめん、でもちょっと出てきたやん最近。
でも大丈夫。それでも私 アイラブユーよ!」
はい、ごちそうさま。
と、どこまでも熱々な、いつもと別人のようなナターシャなのでした。
そして、ほんとはこっそり優しい、天邪鬼な彼女。
職場のゆかいな仲間達の一人。