内視鏡検査のため、2021年5月17日に医療用の下剤で大腸を洗浄した。

 

すると、メンタルの調子がよくなり、穏やかで明るい気分になった。

 

その日を境に夕食断食を続けてきたのだが、いまは朝ごはんを食べない「朝食断食」をやっている。

 

 

 

『「空腹」こそ最強のクスリ』(青木厚 2019)

 

『不老長寿メソッッド 死ぬまで若いは武器になる』(鈴木祐 2021)

 

によると、重要なことは「食事をしない時間を長めに取る」ということであり、具体的には「16時間」食べないとのことだった。

 

夕食を抜くか、朝食を抜くかといったことは重要ではなく、1日の中で食べない時間を16時間確保すれば、どの時間帯であってもよいという。

 

 

 

夕食断食については、当初はメリットだけが目立っていたが、続けるうちに以下のようなデメリットを発見した。

 

 

(1)夕食断食をするなら、朝食と昼食の2食になるが、朝ごはんを食べたあとに出勤したり、午前中の仕事をしたり、ある程度体を動かすことになる。

 

しかし、「食べたあとに動く」ことは苦痛であった。

 

消化のために副交感神経が優位になっているのに、体を動かして活動するためには交感神経の働きが必要であり、神経系のレベルでも矛盾が生じているだろう。

 

 

(2)アサナの練習 → 朝食 → 出勤・仕事という流れだと、時間的に余裕がなく、バタバタと慌ただしくなってしまう。時間を気にしながら急いで食べたり、身支度したりするのはストレスになる。

 

 

(3)練習のあとに朝食を食べるのだが、昼食を食べられるタイミングが限定されているときもあり、朝食と昼食の間隔が短くなる。

 

朝食が十分に消化されていない状態で昼食を摂ると「重ね食い」になってしまい、これは身体に対するダメージがかなり大きい。

 

 

(4)職場の食堂で昼食を摂ることもあるのだが、野菜や果物が不足しがちであるため、カットした野菜や果物をタッパーに入れて弁当にしていた。

 

夕飯を食べられるなら、家で野菜や果物を食べることができるが、夕食断食をしているとそれができないためである。食堂の定食に野菜や果物をプラスして食べていた。

 

ただ、弁当はそれなりの体積があって荷物になるし、重たい。荷物が大きく、重たくなると、移動の負担も大きくなる。

 

さらに、「夕飯の支度をしなくていいからラクだ」ということを夕食断食のメリットとして感じていたのだが、翌日の弁当を前日の夜に用意していたときに、ふと「これなら夕飯を作っているのと変わらないのではないか?」と思った。

 

夕食のかわりに弁当を作るなら、「夕飯の支度をしなくてよい」というメリットは消滅することになる。

 

さらに余談であるが、職場の食堂には「食物の持ち込みはご遠慮ください」という張り紙が掲示され、これは野菜弁当を持ち込んだ私のせいなのではないか、と思ったということもある。

 

 

(5)昼食がその日の最後の食事だと思うと、「食べる楽しみ」を得るために、ついつい食べ過ぎてしまうことが多かった。食べ過ぎは体に負担がかかるし、夕食を摂らないこと自体がストレスになっていた。

 

 

(6)人と一緒に夕飯を食べられないのは、社交にとってかなりの障害になる。

 

「朝ごはんを一緒に食べましょう」というのは、アシュタンギーなら可能だが、そうではない人とは実質的に不可能である。

 

「昼ごはんを一緒に食べましょう」というのも、日中に仕事をしている人とは難しい。土日等、休日にのみ可能な方法である。

 

 

 

以上のようなデメリットのため、現在は夕食断食はやめて、朝食断食にしている。

 

お昼の12時以降に、その日はじめての食事をするなら、「16時間」という基準で考えると、前日の夜8時までは食事ができることになる。

 

夜8時まで食べてよいなら、特に苦労することもない。

 

もちろん、朝にアサナの練習をするので、食べる量や内容には気を配る必要があるが、それほど厳密にならなくても大丈夫である。

 

私の場合は、

 

・やきいも(美味しい上に、さつまいもは食物繊維が豊富である)

・野菜(サラダで食べることが多い)

・豆乳ヨーグルト(ミックスナッツと果物を加える)

 

を基本に、そのとき食べたいものを追加して食べるようにしている。

 

 

 

朝食断食、なかなか気に入っている。

 

先述のようなデメリットがなく、快適である。

 

これならずっと続けられるのではないかと思う。

 

また変化があったらブログに書きたい。

 

いつも読んでいただき、ありがとうございます。