アシュタンガヨガを5年近く練習しているので、プライマリーにはずいぶんと慣れてきた。
同時に、得意なアサナと苦手なアサナの差が開いてきたように思う。
得意なものについては、ますます上達しているが、苦手なものは、なかなか改善していない。
プライマリーシリーズの中では、ジャンプスルーとジャンプバックが得意である。
苦手なものは、ウッティタ・ハスタ・パダングシュタ・アサナと、ティリヤング・ムカ・エーカパーダ・パシュチモッターナ・アサナである。
何年も練習しているのに、なかなかうまくできないのは、何が原因なのだろうか。
体の使い方に関する根本的な誤解や、自分の身体的な特徴によって、それらのアサナがやりにくくなっている可能性はあるだろう。
しかし、心のどこかで、「このアサナは苦手だ」と決めつけると同時に、「うまくできなくてもいいや」と、なんとなく諦めてしまっているのではないだろうか。
たとえば、セカンドシリーズのカランダバ・アサナなら、そういうふうには考えていない。
近い将来、毎回安定してできるようになるために、バンダの使い方を探るなど、意識的に練習をしている。
「自分はカランダバができるようになる」と思っているし、それを目指して練習している。
一方、ウッティタ・ハスタ等はどうだろうか。
「これ、苦手なんだよね」「サッとやって、通り過ぎておこう」などと考えているような気がする。
これだと、いつまでたってもできるようにはならないだろう。
カランダバのように、自分にとって「新しくてチャレンジングなアサナ」ではなく、「慣れ親しんでいるけれども、なかなかうまくできないアサナ」についても、前者に向き合うときと同様の態度が必要である。
つまり、
(1)いつか(近い将来)できるようになると信じる
(2)そのために必要なことは何かと考えて、意識的な練習をする
ということである。
ウッティタ・ハスタとティリヤングムカについて、必要な練習方法が見つかった。
これからプライマリーを練習するときは、この方法でやってみよう。