先日の練習で、首のうしろを痛めてしまった。

 

それと関連して、私はアサナをするときに、首や肩に力が入りがちであることを指摘してもらった。

 

首などに無駄な力を込めることが、ケガの遠因となっている可能性がある。

 

 

 

そこで、プライマリーシリーズに関する自分のやり方を見直すことにした。

 

点検してみると、前屈のときに肩や首に力が入っていることに気がついた。

 

バンダはしっかり入れる必要があるが、その他の部分はできるだけリラックスしていたい。

 

 

 

そのように考えていると、前屈のときのドリシュティが、バンダや首の力みと関連していることが分かった。

 

たとえば、ジャーヌ・シールシャ・アサナのような前屈のときは、アゴをスネにつけて、足の親指を見るようにする。

 

マイソールに行ったとき、サラスワティ先生からこのように教わった。

 

そこで、最近は常にこのやり方で練習していた。

 

 

 

しかし、アゴをスネにつけて、足の親指を見るようにすると、私の場合は肩や首に力が入りやすくなる。

 

体全体のエネルギーの流れとしては、そのようなドリシュティをしたほうが自然であり、バンダもしっかり入りやすい。

 

しかし、私にはバンダとは無関係な肩等を若干、力ませる癖がある。

 

 

 

そこで、このようなドリシュティを敢えて行わずにプライマリーをやってみた。

 

具体的には、スネには額をつけて、首はまっすぐ伸ばしたままで前屈を行った。

 

バンダ以外のパーツはできるだけ力を込めず、極力リラックスしてやってみた。

 

 

 

なかなか良かった。バンダは多少、入りにくくなるが、プライマリーのあとに感じるくつろぎの程度は、普段よりも高まったかもしれない。

 

さらに、プライマリーシリーズを行うためには、外側の力はほとんど必要ないことが分かった。

 

ジャンプスルーでは多少、腕をマットのほうに押しているが、それ以外のアサナでは「力む」という体の使い方をする必要はない。

 

ジャンプバックも、力はいらない。ジャンプスルーよりも腕の筋力を使っていないかもしれない。

 

 

 

自分の課題を克服しようとする中で、プライマリーに関する新たな発見があった。

 

これまでよりもリラックスして、プライマリーを練習できるようになった。